近江こだわり栽培米 榮米

榮米だより VOL.279.18.9.30

2018年10月8日

新米の収穫真っ最中の榮農場ですが、今年は特に気候の不安定さに悩まされています。関西地方に大きな被害をもたらした台風21号ですが、みなさま被害などありませんでしたでしょうか?
 榮農場ではビニールハウスの倒壊など物的損害はありましたが、怪我などの被害はなく無事稲刈り作業に戻っております。
 ビニールハウスの被害ですが、普段の台風ですとビニールが破れるだけで済む(それでも困りますが)ところ、骨組みまで押しつぶされたようにひしゃげてしまいました。骨組みも鉄のパイプを何本も組み合わせて建てているものですのでそれなりの強度があるのですが、ぐにゃりと曲がった姿が今回の風圧の恐ろしさを物語っていました。来年の稲の苗を育てるのに必要なビニールハウスなので、冬の間になんとか修理を進めていく予定です。

台風につぶされたビニールハウス

台風につぶされたビニールハウス


稲のほうも雨と風でなぎ倒されたかなと思いましたが、ビニールハウスの被害の大きさから想像するよりは軽度なダメージで済み、倒されたところはあるものの稲刈りに大きく支障が出るほどではなく、ほっとしました。9月28日現在、次の大型台風24号が近づいてきていますので、こちらも気を付けて残りの稲刈りを頑張りたいと思います。
2018 稲穂

2018 稲穂


8月末にはお米も残り少なく、がらんとしていた低温倉庫ですが、稲刈りが始まり乾燥調製を終えて玄米になったお米を収納し始め、倉庫内が埋まり始めました。
新米を貯蔵し始めた低温倉庫

新米を貯蔵し始めた低温倉庫


 今年は6月の豪雨、夏の間の連日の猛暑、9月は台風と過酷な環境を耐え抜いて育ってくれた稲ですので、収穫を終えてこうしてお米をお届けできる形になった事がひときわうれしく思います。
年ごとにそれぞれ気候が大きく変わり、異常気象と呼ばれる災害が起こることも年々増えている印象がありますが、農作物は基本的に作り直しができないものですので、安定して栽培する技術も継続して考え、よりよい榮米を作るようがんばっていきたいと思います。

榮米だより VOL.278.18.8.26

2018年9月8日

 連日雲ひとつ無い快晴で記録的な猛暑が続いた7月から1カ月が経ち、日を追うごとに過ごしやすくなってきておりますが、皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。榮農場のある滋賀県では朝晩は比較的過ごしやすくなったとは言え、日中はまだ暑く、日陰が恋しくなります。田んぼでの作業中に心地よい風が吹いた時、実った稲穂が波のように揺れさざめいて、無色透明なはずの秋風に色と形、そして音までを感じることができ、まるで生き物が田んぼの上を走っているかのように思えることがあります。そうです、この生き物が田んぼを走り出したら、榮農場に収穫の秋が来たということなのです。

稲刈り 2018

稲刈り 2018


 今年は昨年よりも3日ほど早い8月21日に稲の刈り取り作業を開始しました。まだ少し青くて若いかな?と思いつつ、秋は台風の季節でもありますので、先が読みづらいため前倒しにして作業しています。また、やっぱり新米が楽しみで、自分たちも早く食べたいという理由も少しだけあります。最初に刈り取るのはコシヒカリという品種で、日本で最も多く栽培されており知名度も日本一のお米です。その作付割合はなんとお米全体の約35%にもなります。そんなメジャーなお米のコシヒカリですが、一般的に流通しているものよりも、滋賀県産の「近江米」と名のついたお米を食べていただくことを強くお薦めします。滋賀県はほとんど全ての農業用水が河川から琵琶湖に流れ込むため、農業に使用する農薬と化学肥料の規制が日本で最も厳しい県です。その規制の下で栽培されている近江米は日本一安心・安全であると言えます。そして榮農場では、全てのお米をその農薬と化学肥料の使用規制のさらに半分以下の使用量で栽培しています。栽培方法にとことんこだわった「榮米®」の新米を、ぜひご賞味ください。
 以前ご紹介しました、2018年2月17日に生まれた「栄彌」くんの離乳食が始まりました。この子が生まれて初めて食べた物は「米ぬかペレット栽培 農薬不使用コシヒカリ」のおかゆです。農薬を使っていないことと、他でもなく自分たちで丹精込めて作ったお米なので、安心して食べさせることができています。榮農場・場主の中井榮夫は少なくとも自分の孫子には安全なお米を食べさせてあげたいとの思いで、手間を惜しまないこだわり抜いた栽培方法を現在まで貫いてきました。そのこれまでの努力がこの離乳食で少し報われたようで、大変嬉しく思っています。榮米のご飯をたくさん食べて、元気に育ってくれることを願っています。
栄彌(さくや)です

栄彌(さくや)です


 この度、榮農場のオリジナル30kg米袋をお米の包装のJAS法に基づいて作成しました。大きい袋ですので皆様のお目にかかることは滅多にありませんが、この袋を使って日々の精米や配達などを頑張ってまいります。
榮米 30kg袋

榮米 30kg袋

榮米だより VOL.277.18.7.29

連日の猛暑の中、皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。埼玉県熊谷市では最高気温41.1度を記録し、日本国内の観測史上最高気温が5年ぶりに更新されたようです。榮農場のある滋賀県でも連日35度以上の猛暑日が2週間続き、日によっては最高38度にもなり、日中炎天下での農作業は生命の危機を感じるほどの暑さです。
この2週間ほどは雨が全く降らず、夕立さえもありませんでしたが、去る7月上旬には平成30年7月豪雨が西日本を襲いましたね。局地的な豪雨で、大変な被害があり、滋賀県でも大雨による河川増水や交通機関の麻痺等がありました。天候に左右される職業だと割り切ってはいても、今年の7月の天気には振り回されっぱなしです。

穂肥まき

穂肥まき


現在の作業は、稲の出穂の時期に合わせた穂肥と呼ばれる肥料を田んぼに散布しています。肥料と動力噴霧器の重さを合わせると、30kg以上にもなり、それを背中に担いで田んぼのあぜ道を歩きながら散布します。鶏ふんや油かすなどの有機資材を中心に散布していますが、連日の暑さで田んぼの水温も高まり、有機質が発酵しすぎてしまって強い匂いが発生してしまうこともあります。そのようなデメリットもありますが、有機肥料は化学肥料に比べて肥料の効きがゆっくりで、作物の成長とともに作用するので環境にも優しく、昔ながらの栽培方法というのはやはりメリットも多いのです。人間の生活に例えると、手軽だからと言ってファストフードなどの偏った食生活では健康的とは言い難いのと同じです。人間と同じように植物も良い物を食べて過ごしたいと思っているのではないでしょうか。
毎年7月末から収穫が始まるいちじくが、例年より1週間早く収穫時期を迎えました。気温が高く、日光も存分に浴びたいちじくは糖度も高く、樹の上でツヤツヤと赤く光っています。一般的には果肉の下の部分が割れている方が美味しいと思われていますが、下が割れるのは水分が多い証拠ですので、水っぽくなってしまい、味が落ちてしまいます。美味しいいちじくを見分けるコツとしては、表面の光沢と、ヘタの劣化具合ですので、もしご購入の際は参考にして下さい。夏の風物詩であるいちじくは、他の果実にはあまり見られない素朴な甘さが特徴で、胃腸の働きを補助してくれる栄養素もたくさん含まれているので、夏バテ予防にも効果的です。
熟れた栗東いちじく

熟れた栗東いちじく

榮米だより VOL.276.18.6.24

日を追うごとに気温が高くなり、湿度も高い梅雨の季節がやってきましたが、皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。曖昧な天気の中でお洗濯のタイミングをうかがっている方も多いのではないでしょうか。天候も予想できませんが、予期できないことといえば、去る6月18日には大阪府北部地震が発生し、天下の台所である大阪を震度6の揺れが襲いましたね。榮農場のある滋賀県南部では震度4弱が観測され、午前8時頃という通勤・通学時間に発生した今回の地震は、大勢の方に不安の影をおとしたのではないかと思います。皆様の身の安全と、心の安心を願いつつ、日々の農作業に汗を流しているところです。

 4月下旬から始まった田植え作業は、約2ヶ月の間続きましたが、大きな事故もなく順調に進み、6月10日に無事終了しました。最初に植えた苗と最後に植えた苗を比べると、大きさにかなり差があるのですが、品種によって早生・中早生・晩生などの差異があり、秋の刈り取り時期が重ならないように植え付けています。左の写真は6月9日に大学生を対象に開催した田植え体験の時のものです。写真に写っている学生たちは、いつも食堂で榮米を食べてくれています。できあがったご飯だけでなく、栽培している過程にも興味をもってもらえたようで、実際に田んぼに入って手作業で植え付けていただきました。現在は田植え機を利用しているので手作業で植えるというのはあまりないですが、補植や機械が入れない場所へは現在も人の手で植えており、その作業を体験していただくことで、昔ながらのお米づくりの基本を学んでいただけたかなと思います。

田植え体験会2018

田植え体験会2018

 田植え作業が終わってすぐに始まるのが小麦の収穫です。田植えの合間に小麦収穫用のコンバインの整備をして、矢継ぎ早に収穫作業に入ります。今年の小麦は天気にも助けられ、ここ数年の中でも幾ばくか収量が多く、品質も良かったように思います。しかし、収量が多いということは、刈り取る量も多いということですので、機械にかかる負担も例年より大きかったようです。小麦の収穫作業には、現在米の収穫に使用している主力のコンバインではなく、旧型のものを切り替えて使用しているので、刈り取り部の摩耗や、経年劣化による故障が相次ぎました。故障する度に作業は止まってしまうのですが、修理しつつなんとか本格的な梅雨に突入するまでに刈り終えることができました。

麦刈り 2018

麦刈り 2018


小麦を刈り取った後には大豆の種を7月上旬に播きます。例年米の穂肥えや草刈りなど圃場の管理作業の時期とも重なりますが、天気と相談しつつ、夏本番へむけて自然と調和しながら農業に勤しんでまいりたいと思います。

榮米だより VOL.275.18.5.27

2018年6月2日

新緑があざやかな季節となり、汗ばむような日もある暑さになってまいりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
榮農場では5月中は天候も安定していて、順調に田植えを進めることができています。ビニールハウスいっぱいに敷き詰めていた稲の苗もどんどん持ちだされて田んぼに植えかえられ、ハウスの中はがらんとしてきました。

晴天の田植え

晴天の田植え


連日田んぼを耕し、水を入れ、代掻きをして田植えと休む間もなく作業が続きますが、稲も植えるのに適正な時期がありますので、その時を逃さないよう分担して植え進めていっております。毎年恒例ですが、今年は去る5月7日に地元の小学校の学習田の田植え体験のお手伝いをさせていただきました。小学5年生を対象にしたもので、田植えに始まって秋の収穫までを体験していただきます。昔と違い、田植え作業はおろか、田んぼに入ったこともない子どもたちが大半を占め、引率の先生方の中にも田植えをするのは初めてだという方もおられました。こういった活動で、子どもたちへの食育というのはかなり一般的になってきていますが、その先生のような方や親御さん等の大人の方にも田植えを体験していただき、少しでも農業を身近に感じていただく機会を作っていけたら、と思っています。
そしていざ作業開始という時に、お米の苗と植え方の説明をしていた時は静かに私の話を聞いていた子ども達だったのですが、裸足で田んぼに入る際には学校のプール開きのようなテンションになりワイワイキャーキャーと騒がしくなり、子ども達の屈託のない笑顔があふれ、私たちも自然と笑みがこぼれました。
5月31日より七十二候の一つ、麦秋至(むぎのときいたる)に入ります。秋とつきますが、この秋は収穫期を表す秋で麦が熟してくることを意味しているそうです。

熟してきた麦

熟してきた麦


季語の通り少し前までは緑色をしていた麦もだんだんと黄金色になり、青空とのコントラストが映えるようになってきました。6月の後半には収穫を始める予定ですが、そのころには少し残っている緑色も落ちて金色という表現がぴったりの色に染まっていきます。また、そんな麦と同じように夏に近づくにつれ、榮農場のスタッフの肌色もどんどんと小麦色になってきていて、晴れた日は日中の作業も暑さや日差し対策が必要になってきました。ただ、麦の収穫作業は梅雨の時期と重なるため天気との戦いになることが多く、雨の日は当然刈り取りができなくなるのですが、無事冬を乗り越えて育った麦を大事に収穫していきたいと思います。

榮米だより VOL.274.18.4.29

2018年5月2日

 春の恒例行事、田植えの季節がやってまいりました!
 今年の田植えは4月27日より始まり、6月中頃まで続きます。
 今年の春は気温が高く、日光を浴びて苗もよく育ってくれていて、近隣の農家の方からも茎が太く良い苗だとお褒めの言葉をいただきました。また、稲が育ちやすいのと同じく雑草も育ちやすい天候が続いていますので、田植え後の管理も気をつけて育てていきたいと思います。

18年田植え開始

18年田植え開始


 田植えの風景といえば、平安時代に源経信によって詠まれた和歌に
「早苗とる 山田のかけひ もりにけり 引くしめなはに 露ぞこぼるる」
という歌があります。歌人として有名な源経信は田園風景を好んでよく歌にしていたようです。この時代の公家は皆、滋賀県に別荘を持っていたようで、この源経信も滋賀県の田んぼを見ながら詠んだと言われています。「かけひ」とは田んぼに水を引く水路のことで「しめなは」は文字通り神事で使う「しめ縄」です。気の遠くなるほど遠い時代から、人と田んぼと神事は深い関係がありました。滋賀県からほど近い、京都の伏見稲荷大社で田植えの時期に神前に供える米の苗を植える、その年の五穀豊穣を祈る「田植祭」が今もなお残っています。その祭りでは早乙女と呼ばれる女性たちが田植えをするのですが、榮農場でも主に田植え機を運転して植えてくれるのは女性です。男たちは苗を運んだり、水路を掘ったり、もっと大きなトラクターに乗ったりしています。実際、田植え作業は力はあまり必要ないのですが、等間隔に植える器用さと、果てしない単純作業をする上での精神力はやはり昔から女性の方が優れていたのではないかと思っています。手で植えていた時代から時が流れて機械で植える時代になっても同じなのかなと、大昔との妙な共通点を見つけてしまって私も一句詠めそうな気がしています(笑)。
そして下の写真は、田植え前に田んぼの土を水平にする「代掻き」という作業の風景です。日の入りが遅くなって、一日の作業時間も長くなってきましたが、夕暮れ時はうす暗くトラクターのライトを点けて作業をしています。安全第一で確実に日々の作業をこなし、美味しいお米を皆様にお届けできるよう努めてまいります。
夕暮れの田んぼ

夕暮れの田んぼ

榮米だより VOL.273.18.3.25

2018年4月2日

 日中は暖かく、春の陽気を感じられる季節になってまいりましたが、皆様いかがおすごしでしょうか。榮農場では春ということで稲作の季節が始まり、田植えに向けて準備を始めました。
 まずは良い苗を作るための種子の選別から始めています。芽を出してしっかり育ってくれる苗を作るためには、中身の詰まった良い種を選別する必要があるのですが、見た目で判別はできないため、種を塩水に浸け沈んだ重い種のみを使用することで良い種を選びだすという方法です。
 この塩水選によって選抜された種がお米を実らせてくれるわけですので、おいしいお米作りには非常に大事な作業の一つです。

18年塩水選

18年塩水選

 塩水選のあと、60度のお湯に浸ける「温湯消毒」という作業を行います。稲も生き物ですので、いもち病、立枯病などの病気になる可能性があり、それらの原因菌を殺菌するために行います。
 そして、例年はこの温湯消毒のみで殺菌していたのですが、去年は病気になった苗が比較的多く、そのため今年は新しい対策を講じました。
タフブロックという商品で、農薬指定を受けているため農薬の分類にはなるのですが、成分は薬品ではなく、微生物の力を借りて殺菌するという自然環境や体にやさしいものになっています。温湯消毒とこの微生物の力で病気のない元気な苗に育ってほしく思います。

18年温湯消毒

18年温湯消毒

 こうした種子の段階の作業は効果が目に見えず、また1年に1度きりで失敗が許されない農業という性格上、まだまだ今までの実績がある殺菌剤などの農薬を使用する農家さんも多いのですが、榮農場では安心して食べられるお米を目指して新しい方法にもチャレンジしていきたいと思っております。

冬の間雪に耐え忍んでいた麦も背丈が伸び、青々と元気に育ってきました。昔から三寒四温とはよく言ったもので春の陽気と冬に立ち返ったような肌寒さが交互に来るような今日このごろですが、桜の開花宣言も全国的に出されるなど春を実感するようになってきました。

背が伸びてきた麦

背が伸びてきた麦


 
上記の種子の準備作業の他にトラクター作業や田んぼの水の出入口の整備など、田植えまでにやることはたくさんありますが一つずつ着実に、また安全に進めていきたいと思います。

榮米だより VOL.272.18.2.25

2018年3月12日

今年は北陸地方で大雪となるなど本当に寒い冬となりましたが、みなさま体調など崩されておられませんでしょうか?榮農場のある栗東市では、雪は大丈夫でしたが朝方は強く冷え込み、田んぼの土や水たまりがしっかり凍結しています。暖房が恋しい2月でしたが、寒気に負けずがんばっておりました。
新しくもち米の粉を使ったワッフルを作ろうかということで、パッケージのデザインを製作していました。こういったものも手作りで作ることが多く、あれこれ試行錯誤しながらやっております。
パッケージデザインは売る側としてはどうやったら売れるかばかりを考えてしまいがちになるので、独りよがりなデザインにならないよう買う人の事を考えて作らないといけないというアドバイスをいただいたので、今回はその点を重視して作っていました。

ワッフルパッケージ加工前

ワッフルパッケージ加工前


ワッフルパッケージシール

ワッフルパッケージシール


絵が得意な榮農場スタッフが色鉛筆で原案を描き、パソコンで取りこんで手描き感を残すようにして仕上げてみました。手にとっていただいた方が家族や友人などと一緒に食べ、ひとときの幸せを感じていただけるのを願って作りました。

また、こうした方が良いなどのご意見などありましたら、ぜひお聞かせいただけるとありがたく思います。

2月21、22日と、アグリフードEXPO大阪2018に参加しました。日本中の農産物やその加工品が一堂に会する西日本最大級の展示商談会です。今年で第11回目を迎え、榮農場は第一回から参加させていただいておりますが、その頃とは出展数が数十倍になっており、来場者数は年々増え続けています。農業の先行きはどこか暗いニュースが多いですが、この展示会に参加すると、日本の農業を良くしたいという想いで、日本中の同志達がそれぞれの地域で頑張っているんだなぁと毎年実感することができます。榮農場は第一回から一貫してこだわりぬいたお米とその加工品を持って参加しています。毎年続々と新しい野菜や珍しい加工品が増えては消えてゆきますが、本当に良いものはどれだけ生活の様式が変わっても廃れません。お米の消費量が減ってきている今だからこそ、求められるお客様に自慢のお米をお届けするべく、今後も精進してまいります!

アグリフード2018

アグリフード2018


今月はもう一つ良いニュースがあります!2月17日に榮農場のスタッフである栄緒くんの第一子が生まれました。元気な男の子で、名前を「栄彌(さくや)」と申します。名前の由来ですが、有名ではないものの、彌榮(いやさか)という熟語があり、ますます栄えるという意味です。また、読み方は古今和歌集の「難波津の歌」の『~さくやこの花~』を連想します。厳しい冬を越え、春となって花が咲いたという歌ですが、榮農場では春の到来より一足早く笑顔の花が咲いてくれました。

榮米だより VOL.271.18.1.28

2018年2月12日

記録的寒波に襲われ各地で大雪・交通の乱れが報道されている1月でしたが、みなさま体調など崩されておりませんでしょうか。
私どもの栗東市はさほど積雪はありませんでしたが強い寒気で路面凍結などがみられ、怖い思いをしました。お米の配達で車を走らせる事も多いので、安全な運転に気を使ったり、渋滞に巻き込まれたりと大変ですが、事故などないよう気をつけていきたいと思います。

強い寒気が続きます

強い寒気が続きます

秋に種をまき6月ごろ収穫をする小麦は一般的に寒さに強く、冬の間も緑色をした葉っぱを伸ばして力強く育ってくれています。麦といえば、連続テレビ小説「マッサン」の主題歌でもあった中島みゆきさんの「麦の唄」にこんな歌詞があります。
「嵐吹く大地も 嵐吹く時代も 日差しを見上げるように あなたを見つめたい(中略)麦は泣き 麦は咲き 明日へ育ってゆく」
中島さんはこの曲を、全ての日本人へのエールとして作成したと聞きました。どのような苦境であっても強く生き、時には涙を流すこともあれば、笑顔が咲く日がきっと来る。極寒の中でも強く生きる麦の姿は、春から秋までの米とはまた違った風情を私たちに見せてくれているようです。

寒さに耐える麦

寒さに耐える麦

去る1月23日に、榮農場で一緒に頑張っている栄緒(まお)くんが近畿地区JA青年大会の「青年の主張」に滋賀県代表として出場しました。少しでも農家を取り巻く環境を良くしたいとの思いから、昨今のファーストフードやコンビニ弁当などで若者の食への意識と関心が低いことを問題視し、全国で行われている子どもたちへの食育と並行して、これから子どもを育ててゆく大人たちへの食育が必要であると主張されました。我々農家が生産した作物の多くは輸送業、販売業を経て消費者の元に届きますが、そのシステムのおかげで広く、多くの方に届けられる反面、農家の考え方や努力は消費者に伝わりづらいのが現状です。どれだけ良いものを作っても販売店で価格競争に引っ張られてしまうのは仕方のないことかもしれませんが、まずは消費者の方に農家の努力と苦悩を知っていただきたい。理解ある方々も多くおられますが、若者の意識を変えるには、農家自身が大人への食育を進めてゆき、農家が日本を変えてゆきましょうという主張でした。惜しくも全国大会への出場はなりませんでしたが、近畿地区の農家の皆さんには伝えられたのではないかと思います。

榮米だより VOL.270.17.12.31

2018年1月12日

寒さもいっそう厳しくなり、コタツとお鍋などのあたたかいものが恋しく感じられる日々ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。榮農場の12月は豆刈り、お餅つきと大忙しとなっております。
今年は9月に大型の台風が滋賀県を襲い、10月には連日雨が続いたので大豆が根を張る前に強風と雨に煽られて、倒伏してしまった田んぼが多くあります。稲と同じように、大豆も一度倒れてしまうと自力で立ち上がることはなく、コンバインでの刈り取り作業が大変難しくなり、それに加えて大豆が自ら地面に覆いかぶさってしまうので、水分の蒸発量が減り、より環境が悪化してしまう悪循環となってしまうのです。そのため例年のような収穫量が見込めず、困っている営農組織も多いです。刈り取り作業を請け負っている私たち榮農場は一粒でも多く収穫したいのですが、天候によって状況がガラッと変わってしまう農業の怖さを目の当たりにしているところです。丁寧に、そして年内に作業を完了したいのでできる限り迅速に作業を進めてゆきます。これから年が明け、お正月にはおせち料理などで豆を食べる機会が増えると思いますが、口に運ぶ一粒一粒にそういったストーリーがあることを想っていただけましたら我々農家のやりがいに繋がってゆきますので、お箸を休めながら食べていただけると嬉しい限りです。

29年度大豆刈り

29年度大豆刈り

榮農場のもち工房・榮劫菴はお正月に向けた榮もちの生産でフル稼働中です!全国的にお餅の消費量はかなり落ち込んできていますが、榮劫菴の榮もちはおかげさまで毎年多くのお客様に喜んでいただいております。原料となる滋賀羽二重糯というもち米は、栽培が難しいため生産量も少なく、ほとんど県外には出回らないため幻のもち米と呼ばれています。さらに等級の高い滋賀羽二重糯は非常にめずらしく県内全体で見ても一等は本当に稀少なのですが、榮農場のものはなんと去年に引き続き2年連続で一等を取りました!そのこともあって餅つきにもますます力が入り、皆様に新年をおいしいお餅で迎えていただけるよう、大晦日まで休むことなく頑張ってゆきます!

29年度もちつき

29年度もちつき


皆様のおかげをもちまして2017年も大きな事故もなく榮農場自慢の農産物やもちなどの加工品を皆様にお届けすることができました。そして現在、榮米の米粉を使用したワッフルを開発中です。生地に栗東いちじくのドライフルーツを混ぜ込んだりして、新しく皆様に愛される商品となるよう製品化を目指しているところです。今後の榮米だよりにてご報告させていただきますので、ご期待いただけましたらと思います!

A.M.Aファミリーズ榮農場 滋賀県栗東市蜂屋720-2 電話番号:077-552-0353 FAX番号:077-552-0387