日本一美味しいお米 榮米

榮米だより VOL.337.23.7.30

2023年8月19日

夏本番の厳しい暑さが連日続いておりますが、皆様お元気でお過ごしでしょうか?この暑さの中でも田植えが早かった田んぼでは稲の穂が出始めて育ってくれており、実をしっかり実らせるための肥料の散布や草刈りなどの作業を行っております。

 身体にこたえる暑さですが、危機感を感じる温度なのは植物も同じなようで、普段は青々と育つ雑草の一部が暑さで力なく萎びてしまっている所もあり、これからの稲への影響も心配しております。

穂が出始めた稲

 稲はこれからお米を実らせていく時期に入っていきますが、異常な高温になると実を育てることができなくなり、粒が大きくならなかったり割れるお米が多く出るなどの被害が出てきます。

 この高温障害は暑い九州はもちろん東北も含めた日本全体で大きな問題となっており、暑さに強い品種や育て方などの研究が進められています。今年の宮内庁献上米として植えた滋賀県の新品種「きらみずき」も高温耐性を狙って開発されていますので、ある程度は大丈夫かと思いますが限度がありますので、気を付けて大切に育てていきたいと思います。

7月の献穀田

 また、あまり報道されておりませんが、世界の米のうち40%を供給しているインドが自国内の米の価格上昇を抑えるため輸出停止を発表しました。すでにロシア・ウクライナ問題で小麦などの価格が上昇している所の輸出規制で、世界的な食糧価格の高騰が懸念されています。一つの国の問題がその国の問題だけでは済まなくなったグローバル社会だからこそ、自分の国の食糧は自国でまかなえるようにしておくということが大切だと身をもって感じる近年になりました。すでに食品や生活必需品を始めいろいろなものの価格が上がっておりますが、榮農場のできる事として生活の基盤となる主食のお米を安定して供給できるよう、これからもがんばりたいと思います。 年々暑さの記録を更新しているような状況ですが、この暑さがしばらく続くようですので皆様熱中症対策は万全にしてお過ごしください。

A.M.Aファミリーズ榮農場 滋賀県栗東市蜂屋720-2 電話番号:077-552-0353 FAX番号:077-552-0387