榮米だより VOL.342.23.12.31
2024年1月16日
12月後半から一段と冷え込みが厳しくなり、北陸などはかなりの積雪となっているようですが、皆様風邪などひかれておりませんでしょうか。
滋賀県でも私どもの栗東市は南部にあたるため大丈夫ですが、滋賀の北部は北陸と同じような気候になるので雪が積もってまいりました。
12月は例年通り自家栽培の滋賀羽二重のもち米を使った榮もちを丹精こめて作っておりました。もち米を蒸す香りともち搗きのドスンドスンという音が響きだすと年末だなと感じます。
お正月のお餅には縁起の良い食べ物とされさまざまな言い伝えがありますが、日本だけでなく他のアジアの国にもお正月にお餅を食べる風習がある所が多いようで、それだけお餅には力が宿っているというのを古来から感じていたのだなと思います。お米とお餅のパワーで2024年も粘り強くがんばっていきたいと思います。
さて、その2024年には榮農場で皇居での新嘗祭に献上しました「きらみずき」の一般栽培が開始になりますので、お米作りに一段と力を入れていきたいと思っております。きらみずきは県の方針により少し難しい栽培となっていることもあり他の農家さんは苦労されているところもあったようですが、榮農場では普段とあまり変わらず栽培、収穫することができました。これも有機肥料をメインに土づくりを重視してお米作りを続けていたことが結果につながったと感じている所です。
去る12月21日には東京の明治神宮と靖国神社へきらみずきの献上参拝をさせていただきました。本殿へ上げていただき、玉串を奉納させていただきました。これをもって、令和5年の新嘗祭献穀行事に関わるものが全て終了いたしました。準備期間を含めると1年以上この行事に向けて活動しておりましたが、無事に終われたのは行事に関わっていただいた全ての方と、いつもお支えくださる皆様のお陰です。厚く御礼申し上げます。
皆様におかれましては何卒ご自愛いただきながら、良き新年をお迎えくださいますようお祈り申し上げます。 2024年も榮米、榮農場をどうぞよろしくお願いいたします。