日本一美味しいお米 榮米

榮米だより VOL.241 15.7.26

2015年8月7日

7月の中頃に台風11号が過ぎ去ったと思ったのもつかの間、次の台風12号が来ようとしている所の榮農場です。皆様にも台風の被害がないことを願います。

 台風11号では滋賀県でも強い風雨に襲われて、稲への影響を心配しておりました。稲の葉っぱは手で触ると少しちくちくしていて、刃の細かいのこぎりのような感じになっているのですが、こういった風で強く煽られると葉同士がこすれあい、傷ついてしまいます。
 今回の台風でも、傷ついて先端が黄色く枯れてしまったり、葉が割れたりしたものも見られ痛々しい姿のものもありました。
 しばらくすると自己治癒していくのですが、葉は光合成をしてデンプンを作るための大事な部分ですので、傷つかないに越したことはありません。特にこれから穂を作っていく所なので、できるだけ台風はこないでほしいところですが、台風に言っても進路をかえてはくれないので難しいところです。

葉先が枯れた稲

葉先が枯れた稲


 そして、これから稲が穂を作る段階に入りましたので、穂をしっかり実らせるための肥料をまき始めました。榮農場では化学肥料は使用せず鶏ふん、油かすの有機肥料を使い、ゆっくりと肥料の効果が出るようにしています。
 一般的には化学肥料をまく事が多く、最近では一発肥料という春の田植えの時期にまいてしまい、夏の気温の上昇で溶けだすようにできている肥料もあり、それらを使えば作業は楽になるのですが、昔ながらの米作りの考え方をベースにしている榮米は有機肥料にこだわって栽培しています。有機肥料は稲だけでなく土や微生物を育て、今年の米作りに必要な栄養分が余っても来年・再来年と次の稲を作り続けていく力になってくれます。榮米の味を決める大事な作業なので、変わらず続けていきたいと思います。
 
平成27年度 穂肥まき

平成27年度 穂肥まき

ジャンボにんにくとナスの収穫がはじまり、夏野菜がにぎやかになってきました。いちじくも実がかなり大きくなってきて、一部むらさきがかってきた実もあり収穫が近づいてきたのを感じさせます。いちじくは栗東市の特産品になっているので、特においしいものを作りたいとがんばっています。

いちじくの実

いちじくの実


滋賀も梅雨が明け、本格的な暑さがやってきております。日中の気温が高く大変ですが、なんとか米作りや野菜の管理にがんばっています。暑い日が続きますが皆様も熱中症など体にはお気をつけてお過ごしください。

A.M.Aファミリーズ榮農場 滋賀県栗東市蜂屋720-2 電話番号:077-552-0353 FAX番号:077-552-0387