榮米だより VOL.235 15.1.25
2015年2月10日
滋賀県では新年早々元旦から雪がしっかり積もり、その後も雪やつめたい雨がちらつく日が多く底冷えのする日々が続いておりますが、寒さに負けずに農作業に励んでおります。
前述の通り雨や雪が多いため、田んぼの作業をできる日が少なく、お米以外の事をメインに進めておりました。
~大豆の選別をしてきました~
先月刈り取った大豆ですが、その後自然乾燥させ、農協の大豆選別機をお借りして選別をしてきました。大豆をこの機械に投入するとふるいにかけられ、大・中・小と大きさ別にわけてくれる機械です。機械の作業スピードが意外と早く、出てきた大豆を袋詰めするのがなかなか忙しい作業です。こうして分別した大豆は、来年の種子の分や自家製の味噌を作ったり、節分の豆に使ったりします。
大豆から自分のところで作った自家製の味噌はとても風味がよく、おいしい味噌ができあがります。いまやこうして手作りで作るほうが贅沢とも言えてしまいますが、味噌は比較的簡単にできると思いますので、チャレンジしてみてはいかがでしょうか?
~里芋、じゃがいもの収穫~
野菜類の栽培も少しずつ増やしています。1月は学校の給食用として納品しているじゃがいもと里芋の収穫をしていました。1個あたりの重さが指定されていて基準が厳しめで、選別落ちするものが多いため納品数が足りずにもう一度芋掘りしてくることもあり、なかなか大変でした。里芋は掘り起こしてきたあと、泥を水洗いして落とす作業が必要なのですが、冬なので水も冷たいし力を入れると芋の皮がめくれてしまうので苦労していました。里芋・にんじん用の自動洗浄機が手に入りましたので、これからは少し楽になるかと思います。
じゃがいも、里芋ともにまだしばらく収穫できるので、お電話いただければお分けすることができます。お気軽にお問い合わせください。
他には玉ねぎ、いちじく、ジャンボにんにくなどを現在栽培中で、春~夏にかけての収穫にむけてがんばっています。滋賀県では、豊富にある水のおかげか、農地における稲の栽培比率が富山県に次いで全国2位で、お米は多く作られています。反面、他の野菜を作る農家さんが少ないというのが現状です。お米はもちろん日本の主食として大事なものですが、榮農場ならではのおいしい野菜もどんどん作っていきたいと思います。