日本一美味しいお米 榮米

榮米だより VOL.230 14.8.30

2014年9月9日

いつも榮米をご愛顧いただきまして、ありがとうございます。
 滋賀県では、ゲリラ豪雨のような強い雨が降ってはやんで、降ってはやんでの毎日が続いております。広島や京都で土砂崩れや床上浸水などの甚大な災害をニュースで見かけますが、皆様にも被害が及んでいないことを願っております。榮農場の近くにある山でも去年土砂崩れが起こったため、災害の恐ろしさを再認識しているところです。
さて、榮農場では田植えをしてから約4カ月が経ち、今年も稲刈りの季節を迎えました。すっきり晴れない天候が続き、日照不足の心配もあるのですが榮農場のお米は元気に穂をたらしていますので、今年もおいしい新米をお届けできるように稲刈りを始めたいと思います。
 8月の頭にやってきた台風11号では強い雨風に襲われたので、稲の方は大丈夫かと心配したのですが、その時はそれほど大きなダメージも見当たらず胸をなでおろしておりました。しかしその後滝のような雨が降る日が続いて、雨粒で叩きつけられたためか倒れやすいコシヒカリの田んぼから倒伏しはじめてきてしまいました。収穫する直前なら急いで刈りとってしまうのですが、もう少し熟さないと収穫できないのでもどかしいところです。現在、収穫したお米の乾燥機や籾すり機、コンバインなどの整備・準備を行っていて、9月頭から収穫を始める予定です。雨風に負けずに育った今年の新米にご期待ください。

倒れた稲

倒れた稲


コンバインの整備

コンバインの整備


 8月27日に稲刈りに先駆けて、葉っぱからお米の出来ぐあいを測定できる「葉身窒素測定機」という計測器を使ってお米の状態を測定していただくことができました。止葉という稲の最後に出てくる葉をこの機械ではさみ、赤外線をあてて窒素量やタンパク質含有量を量れるというものです。窒素は稲の生育に必要な栄養素で、タンパク質はお米のおいしさに関わってくる要素です。この計測は本来先月行った穂肥散布の前にやって肥料の量やまく時期を調節するのが目的のようですが、今回は収穫前なので今のこの田んぼの状況だとどれくらいのお米が収穫できるかの目安を見ることができました。そのタンパク質含有量ですが、お米の味にとっては少ないほうが良いといわれていて、今年はこの値を減らせるように栽培の工夫をしていたのですが、計測結果でも実際去年より減らせているようですので安心しました。
稲の品質測定

稲の品質測定


農業は農家の経験や勘で行っている部分が多数あり、「だいたいこれくらい」という感覚に頼る所が多かったのですが、今回の測定で数字としてはっきり出てくることでわかる事が多くあり、とても勉強になりました。少し早い話ですが来年の米作りに生かせる情報もいろいろと得られたので、いっそうおいしい榮米を目指してがんばりたいと思います。

A.M.Aファミリーズ榮農場 滋賀県栗東市蜂屋720-2 電話番号:077-552-0353 FAX番号:077-552-0387