榮米だより VOL.228 14.6.29
2014年7月1日
26年産分の田植えが無事終わり、今年も稲を育て始めることができました。これから4カ月ほど、稲刈りまでしっかり育てていきたいと思います。
田植えが終わると、すぐに減反の田んぼで作った麦の刈り取りがはじまりました。今年はコンバインが田んぼで故障したので農場に持ち帰ったら、いつの間にか勝手に直ったりしてよくわからないトラブルなどもありましたが、4日間ほどで収穫を終えました。今年の麦は天候に恵まれたおかげでよくできていて、麦の背丈も肥料のやり方にばらつきがあるとばらばらになったりするのですがそれもなく、収量もしっかりとれて豊作の麦でした。
減反で1年間稲が植えられない田んぼは、麦を作ったのち大豆の栽培をするという二毛作をしているので、麦が刈り終わったら次は大豆の種まきをやっていきます。梅雨の真っただ中ですが、大雨などで田んぼが水浸しになってしまうとまいた種が発芽しないので、晴れて土が乾いているうちに急いでまききってしまいたい作業です。前は麦を刈った後に一度耕してから種まきをしていたのですが、種まき機の耕す部分の機械を2wayロータリーといって藁などを土にすき込む性能が高いものに変えたので、麦刈り後そのまま種まきに入れるようになり、その分の時間が短縮できました。この大豆の種まきに時間がかかると、次に行う稲の肥料まきの時間がとれなくなってくるので、この時間短縮はとても助かります。稲の肥料まきはタイミングがシビアで、成長に合わせてまく量や時期を見計らってやらないとお米の味に直結する要素なので重要度が高い作業です。といっても大豆も後回しにしていいものではないので、天気予報とにらめっこしながら手早くやっていきたいと思います。
3年ほど前にコンバインの廃材キャタピラで作ったプランターに植えていたヤマモモの木に今年やっと実をつけて赤く色づいてきました。近年あまり見ないヤマモモですが、昔はよく販売もされていたようです。酸味が強く、食べた時に最初は独特の味がするのですが自然な甘味も感じられて、とてもおいしい実になりました。赤く熟した実を探してはスタッフがつまんで食べています。
焼けるような暑さの日もあり、真夏を感じるようになりました。ジャンボにんにくをはじめ、ピーマン、なすと夏野菜ももうすぐ収穫をはじめられそうな感じに育ってまいりました。野菜は栗東市内の道の駅などに卸していることが多いのですが、ご注文いただければ発送いたしますので、よろしければお問い合わせください。
今年は田植え直後から暑かったせいか田んぼに生える雑草が多いように感じます。雑草との戦いは大変ですが負けないようにがんばりたいと思います。