日本一美味しいお米 榮米

榮米だより VOL.225 14.3.30

2014年4月1日

あたたかい春の陽気を感じられるようになってまいりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。榮農場では今年も米作りの季節が始まり、田植えのために田んぼの整備をしたりしています。今年はトラクターのうしろにつけるバケットや土をならす機械を購入したり、レーザーレベラーという機械をお借りしたりして、田んぼの整備をいろいろとがんばっています。
 秋の稲刈りの時期にコンバインで刈り取ったお米ですが、乾燥したあと籾すりをして玄米ともみ殻に分かれます。もみ殻はぬかるみのひどい田んぼにまいてやるとぬかるみを軽減してくれる効果があるので、軽トラで運んで田んぼに落とした後、スコップなどを使い人力でまいていたのですが、トラクターの後ろにつけるバケットが手に入りましたので、これでかなり作業が楽になりました。
 バックでバケットをもみ殻の山に差し込み、すくいあげた後はバケットの下の面が隙間を開けられるようになっていますので、そのままトラクターで走ればもみ殻を落としてまいていけるという優れものです。手作業でやると大変な仕事ですが、これのおかげで楽に、かつ早く仕事ができるので良い買い物をしたとよろこんでいます。

バケットでもみ運び

バケット


 緑色の機械はグレーダというもので、見た目そのままの土を引っ張ってならしていく機械です。土の高低差をあわせるのが稲の栽培にとってはとても重要なことで、これがきっちりできるかどうかで品質に大きく関わってきます。田植えから水を田んぼに入れますが、田植え直後には稲の草丈は10cmくらいです。水を入れて稲を水没させてはいけないのですが、逆に土を空気に触れさせてしまうと雑草が生えてきますので、水深5cm~6cmくらいを維持しておくのが理想です。それにはやはり田んぼの地面がきっちりと平坦になっていることが前提ですので、毎年ショベルカーをお借りして田んぼの低いところに土を投入したり、田植え前に行う代掻きという作業を時間をかけて行ったりしてきたのですが、今年はこのグレーダのおかげで高いところから低いところへ土を引っ張ることで手早くできるようになりました。
グレーダ

グレーダ


田んぼを平らに

田んぼを平らに


 もうひとつ、土を均平にするためのレーザーレベラーという機械をお借りできたので(これは高いのでなかなか買えません…)、3枚の田んぼを1枚に合体させたため高さがばらばらの田んぼで使ってみました。これは、写真では見づらいのですがレーザーを発信する機械を田んぼのそばに置き、トラクターの後ろにつけたグレーダと同じように土を引っ張る機械に受信機がついたものでそのレーザーを受信し、レーザーで水平を量ることで真っ平らに合わせてくれるものです。作業員はトラクターを走らせるだけで後ろの機械の操作はほぼ自動でやってくれるので、最初は見た目にもうねっていた田んぼがみるみるうちにならされていきました。もうすぐ種まきが始まり主役の稲を育て始めますが、こうした作業で少しでも育ちやすく、おいしいお米を実らせてくれるように良い田んぼにしておきたいと思います。

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