日本一美味しいお米 榮米

榮米だより VOL.224 14.2.23

2014年3月1日

今年は関東では2週連続して大雪に見舞われて大変な年になりましたが、皆様のところは大丈夫でしょうか。滋賀県は北部と南部で積雪量がかなり違い、北の方は北陸に近い気候でよく積もるのですが、栗東市は南の方に位置するので雪が降っても道路に残るほどの積雪はあまりありません。ただ今回はあたり一面真っ白によく積もったので、各地の道路は渋滞がおきてお米の配達などが大変でした。

雪の田んぼ

雪の田んぼ


 田んぼは雪がとけるまでお休みです。寝かせておいて先月まいた肥料をなじませるのも大事なことなので、雪解けの水が染みこみ、少しずつ水分補給される今回の雪は田んぼにとっては恵みの雪だったのではないかと思います。また、雪がない時には霜が降りて土が凍結するのですが、一部の雑草はこの凍結に弱く、冬の間に空気にさらしておくことで稲作期間中の雑草が増えるのを抑えてくれています。3月に入るともう田植えの準備が始まりますので、耕したりの人の手で出来ることはしっかりとやり、稲が育ちやすい環境を作ってやりたいと思います。
 田んぼに出られない時には稲の苗を育てるためのビニールハウスの準備などもしています。草刈りから始まり、ビニールが破れているところの修復、雑草が生えないようにするためのシートの張りなおし、水やり用のスプリンクラーの手入れなど、掃除をするだけではなく結構手間がかかります。
また、苗箱を並べ水やりをしたときに、苗箱が水平になっていないと水が均等に染みこまないので、床はできるだけ平らにならしておく必要があります。ハンマーで地面を叩いて平坦になるように凹凸をつぶしていき、苗箱を並べやすいようにしておきます。また、春までに米ぬかのペレットを作った後このハウスの中で干して乾燥させたりもしています。日が当っていると冬でも中は温かく、厚着をしていると汗をかくくらいの温度になるので、乾かすのにちょうどよい場所になっています。
ビニールハウス修理

ビニールハウス修理


 2月の20日、21日に今年も大阪でアグリフードEXPOが開催され、参加してきました。今年は滋賀県とコラボした共同ブースに参加させていただき、近江米代表で榮米をアピールしてきました。来場したバイヤーの方々はここでしか食べられないもの、珍しいものを探されている事が多く、日本中どこにでもあるお米は不利ともいえるのですが、決め打ちでお米を探している方も中にはおられ、良い商談やアイデアをいただくことがありました。今年は会場を少し広くとってあり、関東や東北のほうからの出展者も多いように感じ、またbお米をメインで出しているブースも見受けられたので、次回も気を抜かずにがんばりたいと思います。
アグリフードEXPO2014大阪

アグリフードEXPO2014大阪


 日の出ている時間が少しずつ長くなり、春の気配を感じられるようになりました。3月から種もみの選別や温湯消毒、月末に種まきとお米の栽培の季節がやってきます。より一層おいしいお米を作れるよう励みたいと思います。

A.M.Aファミリーズ榮農場 滋賀県栗東市蜂屋720-2 電話番号:077-552-0353 FAX番号:077-552-0387