日本一美味しいお米 榮米

榮米だより VOL.218 13.8.25

2013年9月2日

まだまだ暑さがきびしい中ですが、稲刈りが間近に迫ってきました。今年はまた過去最高の酷暑とも言われておりますが、体感でも実際とても暑い夏となりました。稲は熱帯性の植物なのである程度は暑さに強いのですが、ここ数年の夏の猛烈な暑さによって日本各地で「高温障害」という、未熟粒が多くなったり亀裂が入って割れてしまう被害が多くなっており、大きな問題になっています。榮米は疎植によって株ごとの隙間を大きくとって、風通しが良くなるように植えていますので熱がたまりにくくなっていますが、同じ稲という植物である以上限界はありますので少し心配です。
そんななかでも稲はちゃんと実をつけてくれていますので、暑さやゲリラ豪雨のたたきつけるような雨にも耐え抜いて育ってくれたことに感謝して今年もまた収穫を始めたいと思います。8月の月末あたりから稲刈りを始める予定で、いまは田んぼの周りの草刈りや籾の乾燥機、コンバインなどの機械のそうじ、準備を行っています。瑞々しい新米をお届けしたいと思いますので、今しばらくお待ちください。

平成25年度稲

平成25年度稲

お盆前にはそばの種まきをやっていました。毎年農場からすこし遠い場所の田んぼで育てていましたが、今年は農場の近くの田んぼに種まきをしたので、育つ姿がよく見られます。こちらも暑さに負けずに芽が出てきてくれて育ち始めました。そばは収穫が11月と栽培期間が短く育つのが早いのですが、種をまいて1週間と少しでこの姿なので、それにしても早いなあと驚きます。稲刈りなどをしながらになりますが、見守っていきたいと思います。

発芽したところのそば

発芽したところのそば

8月も終わりに近づき、滋賀県内も早いところでは稲刈りが始まっていて、榮農場でも収穫を楽しみにしているところです。稲の栽培は基本的に1年に1度だけなので、50年百姓をしていたとしても50回しか米作りはできません。そのために毎年毎年が大事で、それまでの経験や知識で少しでも良くなるように工夫しながら日々の農作業をしています。そうした結果の収穫ですので、不安もありますが榮米はおいしいといってもらえたり、また自分で食べた時においしいと思えるとやりがいがあります。秋に入り、台風なども来るかと思いますが、平成25年度産の新米を無事お届けできるよう稲刈りをがんばりたいと思います。

A.M.Aファミリーズ榮農場 滋賀県栗東市蜂屋720-2 電話番号:077-552-0353 FAX番号:077-552-0387