日本一美味しいお米 榮米

榮米だより VOL.217 13.7.28

2013年8月1日

今年の夏も非常に暑く、寝苦しい日々が続いておりますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか?
今、稲は真夏の太陽の光を浴びて穂を作り始めており、それにともなって鶏ふん、油かすの有機肥料をまいていっております。

けいふん、油かす散布

けいふん、油かす散布


稲がお米を作るために栄養が必要な時期ですので、この肥料がお米の味を決めるといってもいいくらいの大事な肥料で、稲の品種によって、まく時期、量を調整しながら作業しています。有機肥料なのでまいた後分解されてはじめて稲が吸収できるようになるためその分の時間を見ておかないといけないのと、コシヒカリは肥料をやりすぎると味が落ちる、キヌヒカリは栄養をたくさん必要とするので多めにやるなどの品種の特性に合わせてやることや、養分を十分に持っている状態だと稲の葉が濃い緑色、逆に足りないと黄緑色になってくるので、黄緑色の葉色になっていたら少し多めにまいてやる、と肥料まきひとつとってもおいしいお米になるようにいろいろ工夫をしています。
また、上の写真は直播(種もみを直接田んぼにまいて育てる方法)で今年試験的にやってみた田んぼですが、きれいに芽が出て育っています。芽を出させるための水管理がむずかしく、ちゃんと育つか心配していましたが田んぼ全体で抜けもなく芽が出てくれ、その後の成長も順調でホッとしています。収穫まであと1カ月と少し、実りの秋が楽しみです。
雨の日には農場内でできる作業をしたりしています。下の写真2枚は先月収穫した麦で、来年の栽培用の種として残しておいたものです。収穫後しばらく自然乾燥しておいたものを唐箕(とうみ)を使ってわら、もみがらなどのゴミと種とを選別しています。選別が終わったら、低温倉庫で種まきまで貯蔵します。麦は赤かび病というカビ菌にやられてしまう病気にかかりやすく、注意が必要なのですが、今年の麦はとてもきれいな状態でした。来年もまたいい実をつける麦に育てていきたいです。
麦選別

麦選別


25年産麦

25年産麦


米作りをしているとどうしても炎天下の作業が多いのですが、慣れているとはいえやはり無理をするとあぶないなと感じることもあります。滋賀県でもここ最近は道路横の温度計が36度や37度の表示をしていたりと、異常な暑さを感じます。皆様も暑い日には無理せずお体ご自愛ください。ありがとうございました。

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