榮米だより VOL.216 13.6.30
2013年7月8日
今年も無事に田植えが終わり、植えかえられたことによってうけたダメージから最初はふにゃっとしていた苗も、根をしっかり張って育ち始めました。早いところはもうひざくらいまでの高さに育っていて、光合成のために葉をピンと伸ばして広げています。榮農場では毎年疎植(株と株の間を広くとる植え方)をしていますが、今年導入した新しい田植え機はさらに株間を広く植えることができ、一株が使えるスペースが大きくなっています。葉を横にも伸ばすことができるので、光合成がしやすくなりおいしいお米を作ってくれることを期待しています。
田植えが終わったあとは減反の田んぼの麦の収穫、その後大豆の種まきを行いました。麦刈りの時はコンバインのキャタピラを回す車輪が割れたり、大豆の種まきでは土を耕す部分を回すチェーンが切れたりと機械の故障が続きましたが、なんとか終わりました。梅雨の時期ですので雨が降りやすく、濡れてしまうと麦は湿って刈り取りができなくなり、大豆は少々なら恵みの雨になるのですが水につかってしまうほど降ると芽が出なくなってしまいますので、貴重な晴れの間に機械の故障で止まるのはとても怖いです。農業を本業としてやっていますので、機械の使用時間が多く故障が起きやすいのですが、こまめなメンテナンスや部品交換で切りぬけていきたいです。
今、田んぼに水を入れるため歩き回っているとカブトエビやらオタマジャクシが泳いでいたり、畦には鴨が巣を作っていたり、雨上がりには虹が出ていたりとふと立ち止まって見入ってしまう時があります。これからも自然と共存しているということを忘れないように作業を続けていきたいと思います。7月からは草刈りや肥料まきの作業が待っています。青々と育つ稲に負けないようスタッフもがんばりたいと思います。ありがとうございました。