榮米だより vol.209 12.11.25
2012年12月1日
２０１２年も早いものであとわずかとなりました。榮もちのご予約をいただきはじめ、年末が近づいているんだなあと感じております。以前まで身内の方の分として作っていたお正月用のおもちですが、榮劫庵として本格的におもちの製造をはじめ、早3回目のお正月となりました。毎年楽しみにしていますなどのお声もいただき、本当にうれしく思っております。今年の滋賀羽二重糯は、10月のはじめに来た台風の影響でかなり倒されてしまいましたが、なんとか刈り終えることができました。このもち米で、また来年もみなさまと共に榮えていけるよう、気合を入れて餅つきをしたいと思います。鏡もちや、ご自宅で餅つきをされる場合など、もち米の発送もできますのでぜひお申し付けください。
白菜もかなり大きくなってきました。写真は中学生の職業体験であいだから生えてきた雑草を刈っているところです。白菜は肥料分をよく食うので追肥してやり、開いた葉はこれから少しずつ巻いていき、球状になっていきます。
白菜畑の草刈り
今年はそばの生育が遅めで、去年刈り取った日にはまだ花が咲いているような状態だったので、去年より2週間ほど遅く11月下旬にそばの刈り取りを行いました。8月２１日に種をまいたそばですが、蕎麦七十五日と言われる日数よりも少しかかり、９０日ほど経っての収穫でした。それでも3か月での収穫なので、そばは育つのが早いなあと実感します。
そばの実
そば刈り
これも台風の影響で少し倒され、コンバインでの刈り取りに神経をつかう作業になりました。収穫した実は今乾燥機の中にあり、乾燥が終わり石などのごみを選別して取り除いた後、とれた量を量りたいと思います。
滋賀最高峰の伊吹山に雪が積もり、朝晩キリッとした冬の空気が漂うようになってきました。稲の田には米ぬかとくず大豆をまいていて、この冷気と土中の生き物の力を借りて地力を養っています。12月に入ると榮もちはもちろん大豆の刈り取り、白菜の収穫と販売など大忙しになりますが、寒さに負けずがんばりたいと思います。