榮米だより vol.206 12.8.26
2012年8月30日
今年もおかげさまで順調に穂が実り、田んぼが黄金色に色づいてきました。田を見に行くと、うちの田は殺虫剤を使っていないからか、よくスズメが穂をつついてお米を食べている姿を見かけます。スズメが食べやすい田んぼの外側をぐるっと1周食べてしまわれたこともあるのでその都度追い払うのですが、動物はおいしいものはちゃんとわかるんだなと少しうれしくもあります。
農場では植えた順番に田から水を抜き始めて稲刈りの準備を始めました。8月の末から9月の頭にはコシヒカリから稲刈りを開始したいと思いますので、24年度産の新米を楽しみにお待ちください。
お盆すぎには麦の刈り取りを終えた田にそばの種まきをしていました。トラクターの後ろについている播種機が土を耕すと同時に種をまいて行ってくれます。去年はそばの栽培は初めてだったため若干ドタバタしていたので、今年は余裕をもって作業したいと思っています。前は年越しそばができなかったので、今年こそ自家製手打ちの年越しそばをできるようにがんばりたいです。
また、夏の間にお休みしているトラクター2台のエンジンのオーバーホールをしていました。ふつうは専門の農機具屋さんなどへ持ち込むような作業ですが、榮農場のスタッフには元クボタのプロメカニックがいますので、エンジンの分解まで農場でやってしまっています。手際良く部品がバラバラにされ、気づいたらエンジンが下ろされていました。使い込まれたトラクターたちなのでかなりダメージが蓄積しているようでしたが、壊れかけた部品を交換するなどしてまだまだ大事に使っていきたいです。
残暑のきびしい日が続いておりますが、田んぼではトンボが飛び始め、自然の生き物たちは秋の気配を感じ取っているようです。稲刈りのシーズンにさしかかり忙しくなりますが、瑞々しい新米をお届けできるようがんばります。