日本一美味しいお米 榮米

榮米だより vol.201 2012.3.25

2012年4月1日

田んぼのそばにつくしが顔を出したりしていて、春の足音が近づいてきています。もうすぐ田んぼのシーズンがはじまるため、苗の注文や水路の掃除などの準備の仕事が増えてきました。今年は苗の注文が多く、種まきをした後に温度・湿度を一定に保って芽を出すための育苗機が足りなくなって追加することになりました。
田起こし
農場内でも苗箱の中に紙を敷く作業などを進めています。榮農場では種まきのときに苗箱を1000~1500箱ほど使うのですが、一箱一箱にこの紙を敷いておかないと苗の根が苗箱を貫通して下の段の苗箱まで根をのばしてくっついてしまうので、1枚ずつ手作業で敷いていきます。苗箱の掃除もやりながら進めるのでほこりがたってなかなか大変です。今年は苗を育てるビニールハウスのビニールを張り替える予定で、米作りの準備に追われています。

田んぼのほうは、寒い冬を乗り越えあたたかくなってきたと思ったら早くも雑草が青々とした葉をのばしてきました。今はグアノという海鳥のフンや死骸が堆積して化石になったものからできた天然の肥料をまき、トラクターで耕して回っています。
無農薬の田んぼにまく、米ぬかのペレットを作っているところです。田植えから1週間以内に田んぼにびっしりまき、発酵することで酵素のはたらきで雑草の発芽を抑え、そのあとは肥料にもなる無農薬栽培の味方です。米ぬかのままでもいいんですが、米ぬかをそのまままくと均一にまけなかったり1か所に固まったりで大変なので粒状のペレットにすることで肥料と同じように動力噴霧器でまける利点があります。作り方は米ぬかに水と塩をまぜ、ペレ吉くん(米ぬかの粒を作ってくれる機械)に通し、乾燥させてできあがりです。去年は無農薬の収穫量がよかったので、今年もがんばりたいです。
ペレ吉くん
乾燥中の米糠ペレット
さて、今年も田植えの時期が近づいてきました。毎年、今年の天気はどうだろうかと思いながら迎えます。この時期に各地で豊作祈願のお祭りが伝統になっているのも、昔も今も期待と不安の中春を迎えるところは変わらないようです。

A.M.Aファミリーズ榮農場 滋賀県栗東市蜂屋720-2 電話番号:077-552-0353 FAX番号:077-552-0387