榮米だより vol.199 2011.12.25
2012年1月9日
2011年最後の榮米だよりとなりました。12月23日現在、餅つきの真っ最中で杵つきのドスンドスンという音ともち米を蒸す湯気の中で書いております。12月に入って餅つきをする日が続いており、12月の9日~11日にヤンマー主催のアグリプロ21という展示会が行われ、そちらで餅生地をつかった焼き大福とおもちを入れたおしるこを販売していたのですが、初日から多くのお客様が来てくださり最初の販売予定数より大幅に追加して販売しました。何度も買いにきてくださるリピーターの方もいて作りがいがあり、立ちっぱなしなのと風が強く寒い日だったので疲れもありましたが、おいしいと言ってもらえたことで疲れもやわらぎました。お正月用の丸もち、切りもち、鏡もちのほうもどんどん作っていて、毎日4~5人がかりでにぎやかにやっております。
アグリプロ21にて
田んぼのほうは、夏に種をまいた大豆の収穫が今年も始まりました。大豆の収穫は榮農場で育てた大豆だけではなく、栗東市の農協から依頼を受ける形で市内の営農組合さんなどの大豆も刈り取っていくため、栗東市内各地を回って刈ることになります。
大豆は地面から10~15センチくらいのところから豆ができるため、それより下にコンバインの刃をもってこなくてはならないのですが、下げすぎると今度は土をまきこんでしまうため、刈刃の位置を常に地面からの高さ5cmくらいの位置をキープして走らせないといけないため、大きな機械を操作していますが作業はかなり繊細な仕事になっています。天気が悪くならない限り毎日作業にあたっているため、コンバインの刃の高さ調節のレバーを操作する指にタコとかマメを作りながらもがんばってます。
白菜も丸々として大きく育ち、収穫を始めました。もともとはかぼちゃがうまく育たなかったので田んぼに残った肥料分を使いきるために作り始めたので、販売する予定ではなかったのですが、栗東市の地元の農産物直売所「田舎の元気や」にて販売することになり店頭に置いていただいています。かぼちゃの失敗があったため最初はどうなるのか不安でしたが、無事に収穫までこぎつけることができました。
さて、滋賀県をぐるっと囲んでいる山々も白く雪化粧を始めて冬本番となり、北風に凍える季節になってまいりました。寒い日が続きますが、お体にはお気をつけておすごしください。
2012年もどうぞよろしくお願いいたします。