日本一美味しいお米 榮米

榮米だより vol.194 2011.7.31

2011年8月5日

今年の夏も暑い日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。榮農場のほうは暑さや突然の夕立が降ったりする中、無事に大豆の種まきや稲の肥料をまき終え、稲のほうも元気に育っております。
 先日の台風6号は強い勢力を保ったまま日本に到着し、滋賀でもかなり強い雨風が起こり、車のワイパーがあまり役に立たないくらいの雨と稲の茎が折れるんじゃないかと思うほどの風に振り回されていました。この風により、稲の葉同士がこすれあい、葉の先っぽが痛んでしまいましたが、いまではほぼ治ってきています。
こすれて裂けた稲の葉
現在、最初のほうに田植えをした稲はかなり穂が出てきており、稲の花が咲いています。これから稲自体が育つ時期から種を作る時期に変わってくるため、栄養補給のための肥料をまいてやります。一般的な育て方ではこの肥料は化学肥料を使用するのですが、榮農場ではけいふん、油かすの有機肥料を与え、土と自然にやさしくおいしいお米を目指しています。
しかし、必要な栄養分を凝縮してある化学肥料と違い、自然のものをそのまま肥料として使っているので、同じ面積でも散布する量が化学肥料とくらべ5~6倍ほど必要になってきます。時期的に梅雨明けの暑い時期からの作業になるのもあり、とても大変な作業になります。
管理機
まく量が多いため、散布にはこんな機械を使っています。後ろの円すい形のカゴの中にけいふん、油かすを入れ、下の部分が回転してまき散らしてくれます。運転にはできるだけ稲を踏まないように操作するテクニックが必要なのですが、それでもいくらかは踏みつけてしまいます。しかし踏まれてなぎ倒された稲も、数日で復活して起き上がってくるので驚かされます。まさに雑草魂といったところです。
早いところはあと1か月ほどで収穫が始まるので、気を抜かずに育てていきたいと思います。
 また、毎年減反で稲を植えられない田んぼでは麦と大豆を育てているのですが、今年は少しかぼちゃとそばを育ててみようということになり、現在かぼちゃの苗を植えてみたところです。おいしいかぼちゃになるようがんばって育てたいと思います。
かぼちゃの苗

A.M.Aファミリーズ榮農場 滋賀県栗東市蜂屋720-2 電話番号:077-552-0353 FAX番号:077-552-0387