日本一美味しいお米 榮米

榮米だより VOL.326.22.8.28

2022年9月19日

 令和4年度の田植えスタートから4カ月ほどが経ち、稲刈りの季節が近づいてまいりました。ゆっくりじっくり育つ育成期間中は長く感じますが、気がつけば穂が出て若いお米を実らせていて季節の流れと時が経つ早さを感じます。

田植え

写真は5月ごろ、今年5歳になる孫と一緒に田植え機に乗っているところです。一度乗せたら楽しかったようで、保育園の後に母親の電話を借りて「どこで田植えしてるー?」と元気な声で言ってきます。こちらは一日中ずっと田植え作業をしていてへとへとなのですが、子どもは元気が有り余っているようで、その日の作業は終わろうと思ってもなかなか田植え機から降りてくれません。そんなこんなで、この子と一緒に植えた田んぼは結構な面積になりました。子どもを乗せているからと変に曲がった植え方をするわけにはいきませんので、比較的ゆっくりとした速度で注意しながら植えています。ピンク色の帽子のおばあちゃん曰く、これまで30数年間田植えをしてきたが、孫と田植え機に乗るのが一つの夢だったそうで、体力的には疲れていながらも内心は大変うれしい時間だったそうです。そして二枚目の写真は同じ場所の田んぼの今の姿です。あと10日から2週間ほどで稲刈りの適期かと思われます。自分で植えたお米を食べる孫の顔が今から楽しみです。

農家にとっては当たり前のことですが、春先には小さな種もみだった姿から種まきを経て苗へと育ち、田植えをして成長を見守り、大きくなって稲へと成るその全ての工程を私たちは見ています。田植えしたての時には風にあおられて抜けてしまわないか、ちゃんと根を張っているか、太陽の光を浴びるのは良いですが日照りが続くと水が足りているか、雨天が多いと今度は水位が高くなりすぎていないか、溢れて濁水を流しすぎていないか、雑草が生えて養分を吸われていないか、少し大きくなってきたら虫や鳥獣の被害にあっていないか、成長に悪影響になる病気になっていないか、お米を実らせるための肥料は足りているか、穂が出てきて頭が重くなったところに強風が吹いて倒れてしまわないか等々、心配事を挙げたら本当にキリがありません。ただそんな心配があっても元気な稲は力強く根を張ってしっかりと立ち、次第に涼しくなってきた夏のそよ風にサワサワとなびきながら鮮やかな黄色い穂を見せてくれます。あと少しで収穫できるというこの頃は「ああ今年も色々あったけどよく育ってくれたなぁ」と自然の恵みに感謝の言葉が頭に浮かびます。 今の時期は天候が不安定になり、雨風が強い日もあれば、残暑の暑さが堪える日もあります。皆様におかれましては昼夜の気温変化などで体調を崩されませんよう何卒ご自愛いただきたいと思います。

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