日本一美味しいお米 榮米

榮米だより VOL.325.22.7.31

2022年8月19日

 うだるような暑さの日々が続いておりますが、皆様お元気にお過ごしでしょうか?

 7月は明けたはずの梅雨が帰ってきたような雨の日が多くあり、晴れた時を縫って農作業を行っておりました。

その中でも7月19日に降った雨は降り方が凄まじく、普段なら一時的に降りはしてもすぐに止むようなどしゃ降りが一日中続いているような状況でした。その雨で京都から滋賀にかけて浸水や鴨川があふれそうになるなどの被害がニュースで報道されていましたが、榮農場の田んぼでも作物が水没してしまうくらいの水量となり水を抜く作業に追われました。幸いそれ以上の被害はなく無事に排水できましたが、自然が牙をむく時の怖さを再度実感させられました。

そんな自然の力を借りて農業は成り立っていますので、自然環境へのダメージをできるだけ減らすということも大事な要素になるのですが、先日、絶滅したとされていた昆虫「キイロネクイハムシ」が琵琶湖で発見されたという京都大学の発表があり、滋賀で農業をしている以上無関係ではいられないなと感じておりました。このキイロネクイハムシは日本列島の平野部の池沼に生息していたようですが1962年以降記録が途絶えていて、60年ぶりの発見となりました。発見者の加藤眞教授と曽田貞滋教授によると再発見できたものの日本列島の低湿地生態系が危機的であるということに変わりはなく、琵琶湖が最後の砦となっているとのことで一層の環境保全が必要のようでした。このニュースで琵琶湖の生態系を守るという意味でも、持続的に農業を続けていくという意味でも自然環境の保護について今一度気を引き締めていかないといけないなと感じております。

さて、稲のほうは序盤に田植えをしたところから穂が出てきており、お米を実らせ始めてきました。早いところは8月末から稲刈りを始めますので、この夏を乗り切っておいしいお米に仕上がるように手をかけていきたいと思います。 暑さで体調が乱れがちですが、こんな時こそしっかり栄養を取って乗り切っていきましょう!

A.M.Aファミリーズ榮農場 滋賀県栗東市蜂屋720-2 電話番号:077-552-0353 FAX番号:077-552-0387