榮米だより VOL.321.22.3.27
2022年4月18日
だんだんと冬の寒さもやわらぎ春の日差しがあたたかい季節となってまいりましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか?
厳しかった冬を越えあたたかくなると同時に緑の植物たちはいっせいに葉を伸ばし、春の花が咲き始めてきています。
去年秋に種まきをした小麦も季節の変化とともに一気に大きくなってまいりました。この小麦の種まきには、去年購入したばかりの新しいトラクターを使用しており、その効果がさっそく出てまいりました。
新しく購入したトラクターは、いままでより大型で馬力のあるものになっているので、車体重量が重くパワーもあるため、種を蒔く際の横ブレなどが重みで抑えられた上、力が強いので安定して種を蒔くことができました。結果として、今現在農協の職員さんなどにほめられるほど一面きれいに麦が育っており、緑色の葉が伸びてきました。
今年は冬が一段と寒かったため、麦の生育が心配ではありましたが無事に乗り越えてきてくれました。6月後半に収穫時期となり、気温の上昇とともにこれから一気に背が伸びてきますので、このまま良い麦が収穫できるようがんばりたいと思います。
そして、米作りのシーズンがやってまいりました!3月末の現在種まきをする直前といったところで、種もみを水に浸し、水分を吸収させています。3~4日ほど水を吸わせたあと、ぬるま湯程度まで水温を上げて一晩ほど経つと種もみの芽がふくらんできて発芽を開始します。米作りのスタートの合図といえる時ですので、毎年期待と緊張がまざりドキドキしながら迎える瞬間です。
また、田植えが終わってしまえばあとは大災害がない限り稲が全滅するということはそんなにありませんが、この苗づくりに関してはやり方を間違えると本当に全滅がありえますので適切な管理がとても大事な作業です。米という字は八十八と書き多くの手間をかけ作ると言われますが、ここから始まる今年の米作りも一つ一つ進めて、おいしいお米の収穫に向けて気合をいれて頑張っていきたいと思います。