日本一美味しいお米 榮米

榮米だより VOL.320.22.2.27

2022年3月18日

 今年は厳しい寒さの冬となり、滋賀でも雪の降る日が多くなっておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

 春が少しずつ近づいてきた中ですが、田んぼに稲を植えるまでに田んぼの整備などを行っております。田んぼの中にトラクターなどを入れるときに入口となるスロープを作ったり、田んぼの枠となる畦を作り直したりといった重機を使った大掛かりな作業など、稲の栽培中にはできない作業も多くありますので、冬の間に進めています。

重機での田んぼ改修作業

特に近年、複数の田んぼを一枚にまとめ作業の効率化を進めるといった事をできるところから行っています。昔からの田んぼは、江戸時代から続く日本の農業の知恵で、河川の氾濫や土砂崩れなどが起こった時に全滅を避けるため農家一軒あたりの田んぼを細かく分割し、一か所にまとめないことでリスクを分散していたそうです。そういった時代には良い制度で、昔は人手も多かったので管理できていたのですが、高齢化によって農業を続けていける農家もどんどん減っており、またトラクターやコンバインといった機械を使用する農業が一般的となった現在では小分けになった田んぼでは手間が増えてしまうために時代にあった作業しやすい形に直していっています。

また、まとめて一つにした田んぼは元の田んぼの微妙な高さのズレが残りますので、去年導入したレーザーレベラーという機械で高低差をなくし、平らにしていきます。田んぼの角にレーザーの発信機を置き、トラクターの後部についたセンサーがきっちり水平になるように土を均す機械を制御してくれます。高価な作業機ですが、土の高さがまばらになってしまうと稲を植えた後の水の深さが変わり稲の成長がばらついてしまうため、品質のそろった良いお米を作るために大切な作業です。きれいになった田んぼでの今年の田植えがいまから楽しみです。 他にも稲の種子の選別や稲の苗を育てるビニールハウスの整備など、春に向けて準備が始まっています。寒さがきびしい中ではありますが、春に咲く花は少しずつつぼみをつけ始めていて、季節の変わり目を感じているようですのでみなさまも寒さに負けずお過ごしください。

レーザーレベラー

A.M.Aファミリーズ榮農場 滋賀県栗東市蜂屋720-2 電話番号:077-552-0353 FAX番号:077-552-0387