日本一美味しいお米 榮米

榮米だより VOL.319.22.1.30

2022年2月8日

 今年は例年よりも寒く雪がちらつく日も多くなっておりますが、みなさま体調など崩されておりませんでしようか。榮農場のある栗東周辺では普段はあまり積もらない地域なのですが、今年はしっかり雪が積もり道路が大渋滞を起こす日も出ております。

 この寒さは天候に直接影響を受ける農作物にしっかり現れていて、昨年11月に種を蒔いた麦の葉先が変色して縮れてしまってきました。現在の元旦の前後は七十二候で「雪下出麦」といい、雪の下で麦が芽を出すといわれている通り寒さには強い植物ですが、そんな麦にもこの寒さはこたえるようです。

葉先が縮れた麦

 まだ枯れるほどではないので、今後少しずつ暖かくなっていく中で回復していってくれればと思います。

 さて、そんな寒い中ではありますが、今年の米作りの計画や準備などを現在進めており、どこにどの品種をどれくらい植えるなどといった作戦を練っています。それを元に3月末から始める種まきの種子の準備や種を蒔く順番などを決めていき、田植えという流れで進めていきます。

 今年の米作りで懸念しているのが先日トンガでの大噴火があり、その吹きあがった火山灰などの影響から冷夏になる可能性があるといわれております。1993年に冷夏による大凶作がありタイ米を輸入して販売される事などがありましたが、その原因が91年のフィリピンでの噴火といわれており、今回のトンガでの噴火も気を付けていかなければいけないかなと思っております。現状フィリピンでの噴火よりも規模は小さいようなので影響は少ないとの予測ですが、それがなくても年々不安定な気候が続いている状況がありますので、柔軟に対応ができる計画を立てていきたいと思います。

手書きの田んぼの地図

他にも稲の種まきを始めるまでの冬の間に、トラクターで土を耕して去年の稲の残った株や根の分解を促進させることで地力をつけたり、育苗ハウスの準備や種子の選別など、米作りの始まりまでに作業がいろいろありますので、良い稲を作るための準備をしていきたいと思います。 2月に入りまだまだ寒い日が続きますが、寒いからこそ暖かい食事がよりおいしく感じられるかと思いますので、これからもおいしい榮米をお届けできるようがんばりたいと思います。

A.M.Aファミリーズ榮農場 滋賀県栗東市蜂屋720-2 電話番号:077-552-0353 FAX番号:077-552-0387