日本一美味しいお米 榮米

榮米だより VOL.317.21.11.28

2021年12月3日

 冬の冷たく澄んだ空気を感じられるようになり、今年もあと少しとなりましたが、みなさまお元気でお過ごしでしょうか?

 12月に収穫期を迎える大豆も実が熟して葉が枯れ落ち、収穫を待つのみといった姿になっております。今年は台風などの影響が少なく、鈴なりのとても良い大豆ができました。ここから収穫まで、強風に当たって地面に落ちないよう祈りながら、房の中でしっかり乾燥して硬くなるのをもう少し待ってから大豆のコンバインで収穫します。コンバインの中を大豆が動く時にジャランジャランという音が鳴るのですが、この音を聴くとああ冬が来たんだなと改めて気づかされます。

刈り取り前の大豆

 冬の榮農場の音といえば、もう一つ代表的なものが餅つきの音です。餅つき機のドスンドスンという一定のリズムで鳴る音は、ほとんど冬にしか聞こえません。気温が下がって空気が乾燥してから、榮農場の餅つきが始まります。気温が暖かいままに餅つきをすると餅の乾燥にかかる時間が長くなり、痛むのが早くなってしまうのです。今年も自分たちでこだわって栽培した滋賀羽二重糯を使って、皆様に美味しいお餅をお届けできるようこれから年末まで頑張っていきたいと思います。

榮もち

 例年11月から12月初頭にかけては、秋の収穫祭のような地域のイベントや食に関する催し物などがありまして、お米やお餅などを対面で販売させていただく機会がありました。農業をしている中で、お客様と直接交流できる数少ない機会だったのですが、去年と今年はコロナ禍の影響でそのイベント自体の開催ができなくなっており、寂しい思いをしております。人と人との接触をできるだけ少なくしなければならないということは重々承知しておりますが、コミュニケーションの機会が減ることで心の距離も離れてしまっては、温もりのない世の中になってしまわないかと心配しています。コロナの脅威から解放され、また皆様と身も心も近い距離で接することができる日を待ち望んでいるところです。 日を追うごとに寒くなり、今年の冬は例年より厳しくなるとの噂も聞こえますので、皆様におかれましては何卒ご自愛いただきますようお願い申し上げます。

A.M.Aファミリーズ榮農場 滋賀県栗東市蜂屋720-2 電話番号:077-552-0353 FAX番号:077-552-0387