日本一美味しいお米 榮米

榮米だより VOL.312.21.6.27

2021年7月5日

 なんとか今年も田植えをすべて終えることができました!これも皆様のご支援があってこそのもので、感謝しております。今年は梅雨入りが記録的な早さで、天候の心配がありましたが雨の合間を縫って作業しておりました。

100馬力トラクター

 また、この6月には老朽化してきていたトラクターを2台買い替えいたしました。左側の大きなトラクターが今回の目玉で、右の小さいほうのトラクターでも普段使用しているものとほぼ変わらない大きさなのですが、比べると一回り以上違うのがわかるかと思います。

 大きな分出力も高く、そのためパワーのあるトラクターでなければ作業できないレーザーレベラーという田んぼの土の高低差をなくして平らにできる機械を使用できるようになりました。

 今でこそ稲作は日本の文化に深く根付いていて稲は身近な植物ですが、本来稲は亜熱帯、熱帯地域の植物で、東南アジアの湿地帯で温暖な地域に適した性質を持っています。そのため日本のような山と海が近く、平地が少ない場所で稲を作ろうとすると人間が知恵を絞り、人手をかけて地形を作りかえ、田んぼと水路を整備して水をコントロールしないといけません。なので本来稲は日本で育てるのは不向きとさえ言える植物なのですが、先人たちはそれをやってのけ、今や日本の米は世界一おいしいといえるものに育てあげてきました。

 そうしてできた水路と田んぼを今受け継いで使わせてもらっていますが、人の手では取り切れない田んぼの中での多少の高低差はあり、生育のばらつきや作業のやりにくさの原因になっています。それを現代の技術で完全にまっ平らにできるのがレーザーレベラーです。冬の間の作業になるので使用するのは先になりますが、先人が作ってきた田んぼに新しい技術を組み合わせてさらに良い状態にしていきたいと思います。

稲作経営者会議新聞掲載

また、新しいアイデアの機械や作業方法などがどんどん開発されているので、良いものは積極的に取り入れながら来年以降もおいしい榮米を作れるようにしていきたいと思います。 日増しに気温も上がってきて、今年も夏がやってまいりました。水分・塩分補給など忘れず、暑さを乗り切っていきましょう!

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