日本一美味しいお米 榮米

榮米だより VOL.307.21.1.31

2021年2月3日

 今冬はしっかりと冷え込み、ただでさえ体調に気を付けなければいけない社会情勢の中、厳しい寒さとなっておりますが皆様元気にお過ごしでしょうか?

 人にとってつらい寒さの中ですが、左の写真のジャンボにんにくや麦など、冬に育つ野菜は朝のつめたい霜や雪などにも負けず元気な姿を見せてくれています。

にんにくの苗

 また、麦のほうは寒さによる被害を抑える効果があるといわれている麦踏みという作業を行って、より強く成長してくれるように手をかけています。

 昔は文字通り麦の苗を足で踏みつけて一歩一歩圧をかけていましたが、さすがに現代では作業が追いつかないので、トラクターの後ろにローラーをつけて重みで鎮圧しています。こうして麦の苗と土に圧をかけることで、霜柱などによる冷害を防ぎ、根の張りをよくして耐寒性を高めるという効果が期待できます。

麦踏

それにしても苗を踏むことでより強くなると気づく昔の人はすごいなと常々感心します。やはり農作業が今よりもっと身近にあり、その中で少しの変化にも気づく観察眼が培われていたのだろうと思います。こうした古来の知恵を大事にしながら農作業を続けていきたいと思います。

また、春からの米作りのため種子の準備を始めました!秋の稲刈りの時に残しておいた籾から、もみ殻や雑草のゴミなどを取り除き、実の詰まった良い種だけを選別しています。稲の苗を作る時、特に発芽して育ってくれるかどうかは一発勝負になり、毎年行っていることでも緊張の瞬間なので、しっかり育ってくれるような種を用意することがとても大切な作業になります。今年もおいしいお米が実るよう頑張っていきたいと思います。 都市部では緊急事態宣言が発令され厳しい状況ではありますが、主食であるお米で日本を支えられるよう今年も農作業に励みたいと思います。

稲の種子の選別

A.M.Aファミリーズ榮農場 滋賀県栗東市蜂屋720-2 電話番号:077-552-0353 FAX番号:077-552-0387