日本一美味しいお米 榮米

榮米だより VOL.306.20.12.27

2021年1月3日

比較的暖冬だった去年とは打って変わって今年の12月は寒い日が続き、厳しい冬になってまいりましたが皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。

榮農場の12月は豆刈りと餅つきで大忙しの毎日を過ごしています。毎日朝から暮れまで榮もち工房『榮劫菴』からはもち米を蒸すセイロから出る湯気が立ち上り、一定間隔で「ドッスンドッスン」というもちを搗く音が冷えた空気を震わせていて、もち製造スタッフであるお母さん方の元気な声が響いています。田植えや稲刈りの時期もバタバタと忙しいのですが、1年のうち最も榮農場が活気で溢れて賑やかなのは12月かもしれません。

つきたての榮もち

ご存知の方も多いと思われますが、榮農場自慢の榮もちはまず滋賀羽二重糯の種もみを丁寧に苗へと育て、田植えしてから余念なく生育の管理をして稲とし、稲刈りにて収穫して乾燥・調整・精米を経て、冬になって空気が冷たくなってから洗って水に一晩漬けて、セイロで蒸して本業のもち屋さんが使う本物の餅つき機で杵づきして作ったもちをおいそれとカビたりしないよう真空パックに詰め、出来たものから順次直売所や近隣のお客様のご自宅に配送し、遠方のお客様へは宅配便にて発送し皆様の下へとお届けしています。最初から最後まで。私たち榮農場が持つすべての手間暇を惜しみなく捧げた塊が榮もちです。榮農場のこだわりが榮もちの白さと粘りに現れておりますので、食される際にお楽しみいただけたら幸いです。

2020年は新型コロナウィルスが世界中で猛威を振るい、筆舌に尽くしがたい激動の一年となりましたね。こまめな手指の消毒とマスク着用が今や常識となり、環境や生活の様式が一変された方もいらっしゃるかと思います。しかしながら変化というものは一概に悪いものばかりではないはずで、変わったことによって好転した事柄も少なからずあるのではないかと思っております。コロナ禍で振り回されることがあったとしても、そういった小さな幸せは見逃さないよう、悲観しすぎないよう来る新年を過ごしてゆきたいと思います。 2020年も変わらぬご愛顧を賜りまして本当にありがとうございました。2021年が皆様にとって実り多い良き一年となりますことを祈念いたします。

A.M.Aファミリーズ榮農場 滋賀県栗東市蜂屋720-2 電話番号:077-552-0353 FAX番号:077-552-0387