日本一美味しいお米 榮米

榮米だより VOL.301.20.7.26

2020年8月9日

7月は全国的に雨模様の日が続きすっきりしない天気が多い月でしたが、皆様変わらずにお過ごしでしょうか?とくに九州地方で豪雨の被害にあわれた地域は一刻も早い復興を願うばかりです。農業という仕事柄天気と隣り合わせに生きていますので、こうして自然災害が起こるたびに他府県の出来事であっても身近に感じずにはいられません。熊本などは震災に続いての被害で痛ましいところですが、応援していきたいと思っております。

 さて、豪雨での大きな被害はなかったにしても、滋賀県でも雨が多く稲にとっては日光をあまり受けられず生育が少し心配なひと月になりました。今のところ問題になるようなことは起こっておりませんが、晴れ間が少なく気温が上がらないと稲が病気になりやすくなってしまったり、またこれからの穂を実らせていく時期に日照が少なくなるとお米を作るために大事な光合成ができずに実る量が減ったり、最悪お米が作られない稲も出てきてしまいます。

2020年稲
雑草をとる作業中・・

 今年は暖冬だったこともあり、夏も不安定な天候が心配になるところですが、榮米では土づくりを中心としたしっかりと根を張る健康な稲を育てることによって、多少の天候の悪さにも耐えられる栽培方法を普段から意識して育てていますので、また秋にはおいしいお米を実らせてくれると思います。また、水管理や雑草の処理など人の手でできることはしっかり行っていきたいと思います。

 榮農場が所在している滋賀県栗東市蜂屋という地域には「宇和宮神社」という神社があります。開基は養老元年(717年)とされており、2017年に創建1300年になりました。この神社に祭られているのが倉稲魂神(ウカノミタマノカミ)という穀物・食物の女神です。榮農場とは最も縁深い神様ですね。ご参拝させていただく度に、脈々と続く日本の歴史の中で、いま、農業をさせてもらえているんだという認識を改めさせてもらえる場所です。日々の農作業に追われ、読めない天候や病害虫、雑草などに悩まされながらも、感謝の気持ちを忘れず、これからも頑張ってまいります。

A.M.Aファミリーズ榮農場 滋賀県栗東市蜂屋720-2 電話番号:077-552-0353 FAX番号:077-552-0387