榮米だより VOL.294.19.12.29
2020年1月7日
新元号や消費税の増税、ラグビーワールドカップの開催など2019年もいろんな出来事があり、長いようであっという間の一年でしたが皆様いかがお過ごしでしょうか。令和元年産の榮米も地球温暖化の影響なのか当たり前となりつつある夏の酷暑や大型台風なども乗り越えて無事収穫でき、また来年もよりおいしいお米を育てられるように対策を練りながら2020年を迎えたいと思っております。
さて、12月は大豆の収穫時期になりますので、大豆の刈り取りを行っております。栗東市の農協から作業の委託を受け、栗東市内各地の大豆を刈って回っていますので、12月中はずっとコンバインに乗っているような日々で大変ではあるのですが、大事な収穫を任されているためがんばって作業をしております。
今年は大豆の種をまく時期の6月下旬~7月上旬にかけて雨がよく降っていたため、種まきの作業の遅れから生育が悪い田んぼをよく見かけました。天候ばかりはどうにもできないことですが、作業のタイミングが遅れないような計画と対策を考えておくことが大事だと改めて感じました。
そして今年も榮もちの餅つきをがんばっております。餅は餅屋といいますが、単純そうに見える餅つきも商品としてお出しできるおいしいお餅にするのは意外と難しく、本職で餅を作っているお店などはノウハウを積まれているんだなと年々感じます。もち米の精米具合、漬けておく水の量と時間、蒸す時間、搗く回数などなど細かく見るとお餅のキメや伸びが変わる要素があり、その都度経験から対応できるようになってまいりました。
また、原料の滋賀羽二重のもち米は今年も貴重な一等級の判定をもらえましたので、なおおいしくできているのではないかと自負しております。蒸しあがりのツヤが良く一粒一粒がキラキラと光るようなもち米になりました。
2020年は待ちに待った東京オリンピックが開催されますが、榮農場も日本の食文化の基礎となるお米で国内のもりあがりを下支えし、元気の源を届けていければと思っております。2020年も榮農場、榮米をどうぞよろしくお願いいたします。