榮米だより VOL.290.19.8.25
2019年9月9日
今年も収穫の秋を迎え、稲刈りがはじまりました!
といっても、お盆に日本を通過した台風10号の影響で収穫が近かった稲が風と雨で倒されてしまい、かつ8月第4週の天気予報が雨続きだったため、収穫にはまだ少し早いのですが雨が降り始める前に刈り取らざるを得なかったという状況での稲刈りスタートとなりました。
私たちがお米として食べている部分は本来稲という植物の種子ですので、条件がそろうと発芽し、成長していこうとします。今回のように台風などで茎が折れて倒れ、実が地面についてしまうと発芽を始めてしまい、人間が食べるには適さない状態になってしまいますので、それまでに刈り取る必要がありました。
また、雨の日などで稲が濡れているとコンバイン内部で脱穀ができず詰まってしまうため、稲刈り自体ができません。これらの理由でしっかりと熟しきっていないのは分かったうえで刈り取りを始めることになりました。
しかし、今回倒れたのは収穫が近かった一部の田んぼにとどまり大部分は無事でしたので、これからも収穫適期を見ながら稲刈りをしていきたいと思います。今年も8月は晴れの日が続いて暑い夏となり、日光を十分受けて育ってくれていますので、おいしいお米を実らせてくれていると思います。猛暑を乗り切った稲に負けずにスタッフもがんばりたいと思います! 今年は予定外の稲刈り開始となりましたが、本格的な収穫スタートに向けて機械の整備、調整なども急ピッチで進めています。機械がトラブルを起こすとお米の品質にもかかわることがありますので、しっかりした機械整備もおいしいお米を作る一つの条件だと感じています。収穫の秋、令和の新米をご期待ください。