榮米だより VOL.285.19.3.31
2019年4月4日
桜の開花も始まり、春の陽気が感じられるようになりましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか?
榮農場では田植えに向けた作業を進める中、精米ラインに新しい色彩選別機を設置いたしました!こちらはお米を中にあるセンサーで判別して黒い斑点のあるお米や石、雑草の種などの異物、透明なガラスなども取り除いてくれるという優れものです。
今までも色彩選別機は使用していたのですが、古い機械のため取りこぼしやごく小さな異物は取り除けないことがあり、最終的に袋詰めの段階で細心の注意を払いながらお米を袋に入れておりました。今回導入したものは最新型で性能が良くなり、選別精度が格段に高くなりました。
榮農場では、榮米の栽培に殺虫剤を使用していないため、どうしてもお米に黒い斑点を作る害虫を排除しきれず残ることがありました。去年のような猛暑で虫がわきやすい気候になってしまうと特に多くなり、対処に困ることがありましたが、これでかなり改善することができました。お米の黒い斑点といっても食べて害があるわけではないのですが、見た目の問題から殺虫剤を使用することがまだまだ一般的です。農薬を使用するのは簡単ですが、榮農場ではこうしたできるだけ農薬に頼らずおいしいお米をお届けする方法を常日頃から考えていきたいと思っています。
冬の間に骨組みを直していたビニールハウスですが、無事ビニール張りも完了し、使える状態になりました!ビニールは一枚もののため、風がある日にはあおられて張ることができず、また少しずつ張っていくということができないので風のない日を狙って一気に作業を進めていきました。 このビニールハウスで稲の苗の育成をするので、それまでに直すことができてほっとしています。今年度の新元号初の榮米の栽培をがんばりたいと思います!