日本一美味しいお米 榮米

榮米だより VOL.277.18.7.29

2018年9月8日

連日の猛暑の中、皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。埼玉県熊谷市では最高気温41.1度を記録し、日本国内の観測史上最高気温が5年ぶりに更新されたようです。榮農場のある滋賀県でも連日35度以上の猛暑日が2週間続き、日によっては最高38度にもなり、日中炎天下での農作業は生命の危機を感じるほどの暑さです。
この2週間ほどは雨が全く降らず、夕立さえもありませんでしたが、去る7月上旬には平成30年7月豪雨が西日本を襲いましたね。局地的な豪雨で、大変な被害があり、滋賀県でも大雨による河川増水や交通機関の麻痺等がありました。天候に左右される職業だと割り切ってはいても、今年の7月の天気には振り回されっぱなしです。

穂肥まき

穂肥まき


現在の作業は、稲の出穂の時期に合わせた穂肥と呼ばれる肥料を田んぼに散布しています。肥料と動力噴霧器の重さを合わせると、30kg以上にもなり、それを背中に担いで田んぼのあぜ道を歩きながら散布します。鶏ふんや油かすなどの有機資材を中心に散布していますが、連日の暑さで田んぼの水温も高まり、有機質が発酵しすぎてしまって強い匂いが発生してしまうこともあります。そのようなデメリットもありますが、有機肥料は化学肥料に比べて肥料の効きがゆっくりで、作物の成長とともに作用するので環境にも優しく、昔ながらの栽培方法というのはやはりメリットも多いのです。人間の生活に例えると、手軽だからと言ってファストフードなどの偏った食生活では健康的とは言い難いのと同じです。人間と同じように植物も良い物を食べて過ごしたいと思っているのではないでしょうか。
毎年7月末から収穫が始まるいちじくが、例年より1週間早く収穫時期を迎えました。気温が高く、日光も存分に浴びたいちじくは糖度も高く、樹の上でツヤツヤと赤く光っています。一般的には果肉の下の部分が割れている方が美味しいと思われていますが、下が割れるのは水分が多い証拠ですので、水っぽくなってしまい、味が落ちてしまいます。美味しいいちじくを見分けるコツとしては、表面の光沢と、ヘタの劣化具合ですので、もしご購入の際は参考にして下さい。夏の風物詩であるいちじくは、他の果実にはあまり見られない素朴な甘さが特徴で、胃腸の働きを補助してくれる栄養素もたくさん含まれているので、夏バテ予防にも効果的です。
熟れた栗東いちじく

熟れた栗東いちじく

A.M.Aファミリーズ榮農場 滋賀県栗東市蜂屋720-2 電話番号:077-552-0353 FAX番号:077-552-0387