日本一美味しいお米 榮米

榮米だより VOL.276.18.6.24

2018年9月8日

日を追うごとに気温が高くなり、湿度も高い梅雨の季節がやってきましたが、皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。曖昧な天気の中でお洗濯のタイミングをうかがっている方も多いのではないでしょうか。天候も予想できませんが、予期できないことといえば、去る6月18日には大阪府北部地震が発生し、天下の台所である大阪を震度6の揺れが襲いましたね。榮農場のある滋賀県南部では震度4弱が観測され、午前8時頃という通勤・通学時間に発生した今回の地震は、大勢の方に不安の影をおとしたのではないかと思います。皆様の身の安全と、心の安心を願いつつ、日々の農作業に汗を流しているところです。

 4月下旬から始まった田植え作業は、約2ヶ月の間続きましたが、大きな事故もなく順調に進み、6月10日に無事終了しました。最初に植えた苗と最後に植えた苗を比べると、大きさにかなり差があるのですが、品種によって早生・中早生・晩生などの差異があり、秋の刈り取り時期が重ならないように植え付けています。左の写真は6月9日に大学生を対象に開催した田植え体験の時のものです。写真に写っている学生たちは、いつも食堂で榮米を食べてくれています。できあがったご飯だけでなく、栽培している過程にも興味をもってもらえたようで、実際に田んぼに入って手作業で植え付けていただきました。現在は田植え機を利用しているので手作業で植えるというのはあまりないですが、補植や機械が入れない場所へは現在も人の手で植えており、その作業を体験していただくことで、昔ながらのお米づくりの基本を学んでいただけたかなと思います。

田植え体験会2018

田植え体験会2018

 田植え作業が終わってすぐに始まるのが小麦の収穫です。田植えの合間に小麦収穫用のコンバインの整備をして、矢継ぎ早に収穫作業に入ります。今年の小麦は天気にも助けられ、ここ数年の中でも幾ばくか収量が多く、品質も良かったように思います。しかし、収量が多いということは、刈り取る量も多いということですので、機械にかかる負担も例年より大きかったようです。小麦の収穫作業には、現在米の収穫に使用している主力のコンバインではなく、旧型のものを切り替えて使用しているので、刈り取り部の摩耗や、経年劣化による故障が相次ぎました。故障する度に作業は止まってしまうのですが、修理しつつなんとか本格的な梅雨に突入するまでに刈り終えることができました。

麦刈り 2018

麦刈り 2018


小麦を刈り取った後には大豆の種を7月上旬に播きます。例年米の穂肥えや草刈りなど圃場の管理作業の時期とも重なりますが、天気と相談しつつ、夏本番へむけて自然と調和しながら農業に勤しんでまいりたいと思います。

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