日本一美味しいお米 榮米

榮米だより VOL.275.18.5.27

2018年6月2日

新緑があざやかな季節となり、汗ばむような日もある暑さになってまいりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
榮農場では5月中は天候も安定していて、順調に田植えを進めることができています。ビニールハウスいっぱいに敷き詰めていた稲の苗もどんどん持ちだされて田んぼに植えかえられ、ハウスの中はがらんとしてきました。

晴天の田植え

晴天の田植え


連日田んぼを耕し、水を入れ、代掻きをして田植えと休む間もなく作業が続きますが、稲も植えるのに適正な時期がありますので、その時を逃さないよう分担して植え進めていっております。毎年恒例ですが、今年は去る5月7日に地元の小学校の学習田の田植え体験のお手伝いをさせていただきました。小学5年生を対象にしたもので、田植えに始まって秋の収穫までを体験していただきます。昔と違い、田植え作業はおろか、田んぼに入ったこともない子どもたちが大半を占め、引率の先生方の中にも田植えをするのは初めてだという方もおられました。こういった活動で、子どもたちへの食育というのはかなり一般的になってきていますが、その先生のような方や親御さん等の大人の方にも田植えを体験していただき、少しでも農業を身近に感じていただく機会を作っていけたら、と思っています。
そしていざ作業開始という時に、お米の苗と植え方の説明をしていた時は静かに私の話を聞いていた子ども達だったのですが、裸足で田んぼに入る際には学校のプール開きのようなテンションになりワイワイキャーキャーと騒がしくなり、子ども達の屈託のない笑顔があふれ、私たちも自然と笑みがこぼれました。
5月31日より七十二候の一つ、麦秋至(むぎのときいたる)に入ります。秋とつきますが、この秋は収穫期を表す秋で麦が熟してくることを意味しているそうです。

熟してきた麦

熟してきた麦


季語の通り少し前までは緑色をしていた麦もだんだんと黄金色になり、青空とのコントラストが映えるようになってきました。6月の後半には収穫を始める予定ですが、そのころには少し残っている緑色も落ちて金色という表現がぴったりの色に染まっていきます。また、そんな麦と同じように夏に近づくにつれ、榮農場のスタッフの肌色もどんどんと小麦色になってきていて、晴れた日は日中の作業も暑さや日差し対策が必要になってきました。ただ、麦の収穫作業は梅雨の時期と重なるため天気との戦いになることが多く、雨の日は当然刈り取りができなくなるのですが、無事冬を乗り越えて育った麦を大事に収穫していきたいと思います。

A.M.Aファミリーズ榮農場 滋賀県栗東市蜂屋720-2 電話番号:077-552-0353 FAX番号:077-552-0387