日本一美味しいお米 榮米

榮米だより VOL.271.18.1.28

2018年2月12日

記録的寒波に襲われ各地で大雪・交通の乱れが報道されている1月でしたが、みなさま体調など崩されておりませんでしょうか。
私どもの栗東市はさほど積雪はありませんでしたが強い寒気で路面凍結などがみられ、怖い思いをしました。お米の配達で車を走らせる事も多いので、安全な運転に気を使ったり、渋滞に巻き込まれたりと大変ですが、事故などないよう気をつけていきたいと思います。

強い寒気が続きます

強い寒気が続きます

秋に種をまき6月ごろ収穫をする小麦は一般的に寒さに強く、冬の間も緑色をした葉っぱを伸ばして力強く育ってくれています。麦といえば、連続テレビ小説「マッサン」の主題歌でもあった中島みゆきさんの「麦の唄」にこんな歌詞があります。
「嵐吹く大地も 嵐吹く時代も 日差しを見上げるように あなたを見つめたい(中略)麦は泣き 麦は咲き 明日へ育ってゆく」
中島さんはこの曲を、全ての日本人へのエールとして作成したと聞きました。どのような苦境であっても強く生き、時には涙を流すこともあれば、笑顔が咲く日がきっと来る。極寒の中でも強く生きる麦の姿は、春から秋までの米とはまた違った風情を私たちに見せてくれているようです。

寒さに耐える麦

寒さに耐える麦

去る1月23日に、榮農場で一緒に頑張っている栄緒(まお)くんが近畿地区JA青年大会の「青年の主張」に滋賀県代表として出場しました。少しでも農家を取り巻く環境を良くしたいとの思いから、昨今のファーストフードやコンビニ弁当などで若者の食への意識と関心が低いことを問題視し、全国で行われている子どもたちへの食育と並行して、これから子どもを育ててゆく大人たちへの食育が必要であると主張されました。我々農家が生産した作物の多くは輸送業、販売業を経て消費者の元に届きますが、そのシステムのおかげで広く、多くの方に届けられる反面、農家の考え方や努力は消費者に伝わりづらいのが現状です。どれだけ良いものを作っても販売店で価格競争に引っ張られてしまうのは仕方のないことかもしれませんが、まずは消費者の方に農家の努力と苦悩を知っていただきたい。理解ある方々も多くおられますが、若者の意識を変えるには、農家自身が大人への食育を進めてゆき、農家が日本を変えてゆきましょうという主張でした。惜しくも全国大会への出場はなりませんでしたが、近畿地区の農家の皆さんには伝えられたのではないかと思います。

A.M.Aファミリーズ榮農場 滋賀県栗東市蜂屋720-2 電話番号:077-552-0353 FAX番号:077-552-0387