日本一美味しいお米 榮米

榮米だより VOL.267.17.9.24

2017年10月25日

日中の暑さも次第に和らぎ、だんだんと過ごしやすくなってまいりました。夜には鈴虫の音が聴こえ、朝は肌寒く感じることもありますが、皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。榮農場では依然稲刈り作業がピークです。しかしながら秋の長雨とも言われますので、不安定な気候の中で晴れ間を見つけてはバタバタと収穫作業を進めています。
秋は荒れる天候に悩まされる季節でもあり、今年も9月中頃に大型の台風18号が日本列島を襲いましたね。榮農場では台風が接近すると、育苗ハウスや資材ハウス、いちじくハウス等の強風対策に追われます。ハウスのビニールを抑えつける紐をきつくしたり、ドアに杭を打ったりして凌ぎますが、今回は資材ハウスの強化ビニールが風でめくれあがりました。ビニール自体が重く、耐用年数も長いビニールですが、経年劣化によってどこからか破れ、強風に煽られて中の骨組みが露わになってしまいました。資材ハウスはその季節に使わない機械や資材を置いておくところで、現在は田植え機や肥料などを格納していました。稲刈りが終わり次第、修復してゆきたいと思っています。

破れたビニールハウス

破れたビニールハウス


稲作にとって台風の襲来は湿気や稲の倒伏、先に挙げたビニールハウスの被害などで大打撃となるのですが、キャベツや白菜等の秋冬野菜にとっては悪いことばかりではありません。局地的に大量の雨が降る集中豪雨でなければ恵みの雨になりますし、風の強い日は蝶などの葉を食い荒らす害虫の活動が少なくなり、アオムシやその他の害虫が減ります。そのため、農薬に頼らなくてもよい栽培ができることもあるのです。
今年は8月25日に秋冬野菜を定植したのですが、8月末から9月上旬にかけてこれでもかと快晴が続き、枯らさないようにするのがやっとの状況でした。定期的に雨が降るようになってからは水管理は重要ではありませんが、葉が大きくなると今度は害虫対策が必要です。榮農場のキャベツ、白菜、ブロッコリーは害虫の被害はもちろんありますが、風の強い日に助けられながら、虫なんかに負けるかとぐんぐん成長しています。この調子でいけば、11月末には美味しい野菜が食べられるのではないかと楽しみにしている毎日です。
白菜元気に育ってます

白菜元気に育ってます


ブロッコリー栽培中

ブロッコリー栽培中


良いこともあれば悪いこともあり、一筋縄ではいかない農作業ですが、自然と調和しながら恵みを受け取るという考え方のもと、今年も収穫期を乗り越え、美味しいお米や野菜を皆様にお届けできるよう日々邁進してまいります。

A.M.Aファミリーズ榮農場 滋賀県栗東市蜂屋720-2 電話番号:077-552-0353 FAX番号:077-552-0387