日本一美味しいお米 榮米

榮米だより VOL.263.17.5.28

2017年6月1日

田植えの最盛期となり、連日皐月晴れが続いているのもあって例年よりも早いペースで作業を進められています。恵みの雨と申しますが、やはり農作業を滞りなく進められるのは太陽が燦々と私たちを照らしてくれているからだなあと改めて感じている5月の暮れです。今年は新しく7条田植え機を導入しまして、そちらの方が効率が良いとは知りながらも、乗り慣れた従来の6条田植え機がやはり乗りやすいと感じてしまうあたり、どれだけ機械化が進んでも農作業とは「人」なのかもしれませんね。

新田植え機

新田植え機


 この度、榮農場の場主・中井栄夫が滋賀県における優秀農家として表彰されました。近畿農政局長賞という立派な賞を賜り、これまでの苦労が報われたように思います。農業大学校を卒業してすぐに農業研修のために渡米し、米国が日本に輸出する小麦のポストハーベストの脅威を身を持って経験しました。日本に帰国して農薬の危険性を考えつつも従来の農薬と化学肥料に頼る農業を続けていたところ、結婚して生まれた長男に重度のアトピー性皮膚炎が発症したのです。直接の因果関係があるかどうかわかりませんが、せめて自分の子どもには安心できる無農薬・無化学肥料の作物を食べさせてやりたいという思いから、栽培方法を一から見直し、良い土を育てることで自然が持つ力を最大限利用するという考え方は現在の榮農場の理念のベースとなりました。
近畿農政局長賞受賞

近畿農政局長賞受賞


その努力の甲斐あってか、今年も榮農場の田んぼには様々な生き物が見受けられ、農場の近くで今では珍しいカブトエビを発見しました!下の写真の真ん中あたりです(わかりづらいですが笑)。
カブトエビ

カブトエビ


これからもこのような生態系と環境に配慮し、人にも安心・安全なお米を作ってゆきたいと思います。

A.M.Aファミリーズ榮農場 滋賀県栗東市蜂屋720-2 電話番号:077-552-0353 FAX番号:077-552-0387