日本一美味しいお米 榮米

榮米だより VOL.262.17.4.30

2017年5月3日

暖かい春を迎え、平成29年度産米の田植えが始まりました!苗も元気に育っていて、順番に田んぼに植えかえられるのを待っているようです。

29年度苗

29年度苗


 種まき、育苗作業はその年のお米の栽培のスタートであり、収穫量や出来上がりの品質をも左右する大変重要な作業です。おいしいお米になるまでに様々な管理作業はあるのですが、最初の苗さえ元気に育ってくれれば、あとはこれまで私たちが大切に育て、守ってきた田んぼの土に植えるだけで、自然がお米を育ててくれるのです。榮農場では、自家採種した種子と購入した種子による育苗を両立させています。種とはいえ、もちろん食用のお米『榮米』なので、自家採種で回してゆくには限界があるのです。しかし今、その種子をめぐって大変なことが起ころうとしています。去る3月末に主要農産物種子法の廃止法案が衆議院で可決されました。種子の遺伝情報は日本の公的財産であり、これまでの種子事業は公共事業として各都道府県が農家に種子の安定供給をすることが種子法によって義務化されていました。つまり、お米の種子は法律によって守られていたのです。そのお陰で我々農家は民間企業の種子よりも比較的安価に種子を購入でき、多くのお客様にお米を提供することができたのです。その種子法が廃止となってしまうかもしれないのです。ほとんど報道されていませんが、日本が守ってきた種子が危機に瀕しているということをお伝えしています。
 種といえば、場主の中井榮夫と同じアメリカでの農業研修から帰ってきたばかりの、これからの農業を担ってゆく新戦力が加入しました!まだまだ種ですが、伸びしろは多く、榮農場で大きく開花してくれることを期待しています!
新戦力

新戦力


また、新年度を迎え、新型田植え機を導入しました!今まではヤンマーや三菱製の田植え機を使用していましたが、かねてより「田植え機はイセキ」と定評のあったイセキ製です。そして、榮農場史上初となる7条植えとなっており、作業効率が向上することも期待しています。
新しい田植え機

新しい田植え機


滋賀県の天気は晴れが続いており、日中は汗ばむことが増えましたが、今年も美味しいお米をお客様に提供できるよう、日々頑張ってまいります。

A.M.Aファミリーズ榮農場 滋賀県栗東市蜂屋720-2 電話番号:077-552-0353 FAX番号:077-552-0387