日本一美味しいお米 榮米

榮米だより VOL.258.16.12.25

2017年1月10日

本格的な冬がやってきて暖かい食べ物がよりいっそうおいしく感じられる日々ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。榮農場の12月は麦刈り、餅つきと大忙しになっております。
今年も作業委託を受けて栗東市内の各地の大豆を刈りまわっております。各集落の営農組合からの依頼が多いのですが、それぞれの育て方が畝を立てたり雑草が多かったりと田んぼごとに状況が変わってくるので臨機応変に対応しながらやっています。

2016大豆の収穫

2016大豆の収穫


コンバインが大きいので大雑把な作業に見てしまいがちなのですが、大豆の実と地面のだいたい10cmくらいの高さの間に刈刃が当たるように調整し続けなければならないため、細かな操作が必要な難しい作業です。刃が大豆より上にいくと取りこぼしますし、地面についてしまうと土を大豆と一緒に掻きこんでしまい、豆が汚れ等級が下がってしまいます。かといって収穫適期や天候のこともあり、ゆっくりもしていられないので丁寧かつ迅速に刈り取る腕が求められます。コンバインからほとんど降りずに作業しっぱなしの日が続きますが、年内を目標に作業を完了できるよう進めていきたいと思います。

連日餅つきも行っていて、榮農場のもち工房・榮劫庵のまわりは蒸したもち米の湯気と香ばしい香りが漂っています。2010年に完成して6年目の榮劫庵ですが、毎年多くのご注文をいただいていて感謝しております。今年は滋賀羽二重糯の等級が非常にめずらしく県内全体で見ても数少ない一等を取れたこともあって餅つきにも力が入り、新年をおいしいお餅で迎えていただけるよう、フル稼働でがんばっています。
12月9日と10日にはイベントで榮もちを使っておしるこを販売しておりましたが、寒かったこともあり行列ができるほどの売れ行きでした。またこうしたイベントなどでも滋賀羽二重のお餅のおいしさをアピールできる機会があれば参加していきたいなと思います。

大忙しの餅つき

大忙しの餅つき

皆様のおかげをもちまして2016年も大きな災害や事故もなく稲作や野菜作りを行うことができました。近畿農政局の発表によると滋賀県のお米の作況指数は104と天候に恵まれ良かったようです。榮農場でも全体的に収量もよく、お米の当たり年になったのではないかと思います。熊本の大地震、台風の被害など予期せぬ災害も近年多く耳にしますので、こうして無事に農作業ができていることを当たり前と思わず、気を引き締めてがんばりたいと思います。2017年も榮農場をどうぞよろしくお願い申し上げます。

A.M.Aファミリーズ榮農場 滋賀県栗東市蜂屋720-2 電話番号:077-552-0353 FAX番号:077-552-0387