日本一美味しいお米 榮米

榮米だより VOL.257.16.11.27

2017年1月10日

11月に入り、榮農場では米作りが一旦一通り終わり、その他の作物の農作業にかかっています。
減反の田んぼではトラクターの後ろに播種機をつけて麦の種まきをしました。トラクターで耕すと同時に種と肥料をまいていってくれるスグレモノです。トラクターの後ろがかなり重くなるので、前輪が浮いてしまいやすく慣れるまで運転が少し怖いのですが、多くの田んぼをこなしている榮農場のスタッフは手慣れた操作で種まきをしています。
種まきの後しばらくはちゃんとまけているかと少し緊張しますが、1週間ほどして芽が出て育っている姿を見せてくれるとほっとします。これからどんどん寒くなっていきますが、6月の収穫までしっかり育てていきたいです。

麦の種まき

麦の種まき


麦の発芽

麦の発芽

11月中頃、中井榮夫がイタリアの稲作の視察に行っておりました。アルプスの山々と広大な田んぼの景色が広がり、このアルプスの雪解け水を使って稲作が行われています。ピザやパスタなど、小麦のイメージが強いイタリアですが、リゾットのような有名な米料理もあり、米作りの歴史は長く12世紀には始まっていたようです。
田んぼは1枚あたり3ha(東京ドームが5ha弱)ほどあり、平均するとその30分の1ほどの広さの田んぼでやっている榮農場にはうらやましい限りでした。見学にいった農場ではGPSを使ったトラクターの自動運転装置などの最新設備も導入されていて、田植えをせず田んぼに直接種もみをまく直播での栽培など、省力化が進んでいて先進的な農業をされているようで、気候や土壌の違いはあれど日本でも活用したい技術がありました。

イタリアの稲作地帯

イタリアの稲作地帯


イタリアでの農機具展示会

イタリアでの農機具展示会

11月24日に早くも東京で雪が降り、冬がやってまいりました。12月に収穫をしてまわる大豆はきれいに葉が枯れ落ちて、いつでも収穫してくれといわんばかりの姿をしています。餅つきも少しずつ始まり、もち米を蒸す湯気が立ち上る日が増えてきました。他にも柿のドライフルーツや白菜・キャベツなども作っていて、これから年の瀬で大変ですががんばっていきたいと思います。

A.M.Aファミリーズ榮農場 滋賀県栗東市蜂屋720-2 電話番号:077-552-0353 FAX番号:077-552-0387