日本一美味しいお米 榮米

榮米だより VOL.251.16.5.29

2016年6月9日

連日田植えであわただしくしております榮農場です。田植えと一言で言っても苗の育成、田んぼに水を引き込むための作業、トラクターでの耕起、代掻き、田植え、植えた後の水の管理と多岐にわたり作業が重なるためどうしても忙しくなり、バタバタとしています。

平成28年田植え

平成28年田植え


 テレビ番組や地域で実施されていたりする田植え体験では稲を手で植えていくところだけが注目されがちですが、稲を植えられるようにするまでも多くの作業があります。
平成28年代掻き

平成28年代掻き


 いまでこそ耕すにはトラクターがありますが、昔は牛や馬に鋤を引かせてやっていたり、田んぼに引き込む水がなければポンプで川や貯水池などから水を吸い上げられるところがあったりと、田植え機に限らず機械化による恩恵を多く受けて今の農業ができています。
 しかし現在高齢化などで農業を続けていける人はどんどん減っており、あずかる田んぼが増えているため機械の導入によって楽になった分田んぼの数をこなしていかないといけなくなっております。大変な面もありますが、地域の農業を榮農場が引っ張っていくという気持ちでがんばっております。
 
JR栗東駅の周辺の地名を綣(へそ)というのですが、この綣にある大宝神社に「へそむらのまだ麦青し春のくれ」という芭蕉の句碑があります。ずっと旅をしてきたが他の地域の麦は色づいているのに、ここ綣の麦は種まきが遅れたのか寒さのせいかまだ青い。もう春も暮れようというのに・・・といった句なのですが、今年栽培している麦はなかなか順調に育ち、実もしっかりした良い麦に育ってくれました。
大宝神社 芭蕉の句碑

大宝神社 芭蕉の句碑


平成28年 麦

平成28年 麦


平均気温が高めだったため生育が早く、例年の収穫時期より少し早く刈り取りをしていく予定です。田植えと重なってくるのですが、事故など起こさないよう気をつけて頑張りたいと思います。

A.M.Aファミリーズ榮農場 滋賀県栗東市蜂屋720-2 電話番号:077-552-0353 FAX番号:077-552-0387