日本一美味しいお米 榮米

榮米だより VOL.247 16.1.31

2016年2月4日

12月までは比較的暖かい日が続いていましたが、1月の中頃から強い寒気におおわれ底冷えのする日々になりました。
栗東市でも積雪があり、田んぼに雪が残って農作業ができなくなっておりました。また農場の水道管が凍結して破裂し、床が水浸しになったりと大変でしたが、皆様のところは大丈夫でしたでしょうか?
冬の間の田んぼは春からの稲作のために有機肥料をまいて地力をつけたり、昨年の稲のわらや根を土とまぜこんで土に還したりといった作業をしていて、寒気にさらして好気性のバクテリアを増やし、それを食べるミミズなどを増やしといった生物相を豊かにすることも狙っています。

雪の田んぼ

雪の田んぼ


この土作りが米作りのすべての土台になりますので、冬は農閑期といいますが、なかなかヒマにはなってくれません。ひとつひとつ大事な作業ですので、また秋においしいお米を実らせてくれるよう、こなしていきたいと思います。
スタブルカルチ

スタブルカルチ


榮農場に新しいトラクターが仲間入りしました!榮農場では持っていなかったイセキ農機の青いトラクターです。淡路島のたまねぎ農家を想定して作られた特別仕様になっていて、エンジンの大きさに比べてボディや車輪が小さく作られています。そのためパワーはあるのにサイズが小さく、小回りが利くようにできており、榮農場の作業に向くのではないか、と購入に至りました。
イセキのトラクター

イセキのトラクター


なぜそういった仕様のものが欲しかったか、という点ですが栗東市の土地柄が関わっています。栗東市は隣の草津市のごく近い位置に東海道と中山道の分岐点があり、昔から交通の要所として栄えてきました。また、南の半分ほどは山間部、北東方向に野洲川が流れています。
これらの理由により、滋賀県の他市と比べても大きな農地が少なく、小さい田んぼや四角く整地されていない田んぼが多数あるのが榮農場の特徴です。狭いあぜ道や、小さい田んぼで何度も切り返す事も多いのですが、小さくても合算すると作業面積は広くあるため、小回りできる小ささと作業速度をあげられるパワーとの両立できるものを求めていました。いいとこどりを狙ったこのトラクターをこれからの作業に活用していきたいと思います。
毎朝田んぼには霜柱が立っていて、冷え込む日が続いております。体調など崩されませんようにお過ごしください。

A.M.Aファミリーズ榮農場 滋賀県栗東市蜂屋720-2 電話番号:077-552-0353 FAX番号:077-552-0387