日本一美味しいお米 榮米

榮米だより VOL.222 13.12.29

2014年1月7日

いつも榮米をご愛顧いただきまして、ありがとうございます。師走真っただ中の榮農場です。12月は餅つき、大豆の刈り取りととても忙しい日々を送っております。
大豆の刈り取りが始まるまで、田んぼには来年の米作りに向けて肥料をまいていました。米ぬか、けいふん、くず大豆、もみ殻くん炭をまぜた100%有機肥料を田んぼにまき、土を起こして土中に混ぜ込んで、冬季に寝かせることでバクテリアやミミズなどのエサになり、生き物が住みつきやすい豊かな土を作っていきます。来年の米作りの基礎となる肥料というのが主な目的ですが、こうして毎年継続して有機肥料をまいていることにより年々土質を改良していくといった理由もあり、有機肥料にこだわっています。これからも長く田んぼとして米作りを続けていくためには、この自然の力を借りた持続型の農業が大切だと考えています。

くず大豆、けいふん、米ぬか、もみがらくん炭をまぜて撒きます。

くず大豆、けいふん、米ぬか、もみがらくん炭をまぜて撒きます。

有機肥料散布中

有機肥料散布中


12月の中頃からは、大豆の刈り取りが始まりました。今年は雨の日が多く、予定していたスケジュールからかなり遅れてしまっていますが、天気ばかりは人の力ではどうにもならないので、毎日晴れますようにと祈りながら過ごしています。今年はイセキ農機の汎用コンバインを新しく導入して、刈り取りにあたっています。他社製のコンバインと特に違うところが、脱穀した大豆を排出するときに他社さんの物は螺旋で掻きあげて搬送・排出するのですが、この機械はエアーで吹き飛ばして排出します。そのため大豆に傷やよごれがつきにくく仕上がりがきれいという特徴があります。もう一台、前から使っているヤンマーのコンバインのほうは足がキャタピラなのに操作が普通の自動車と同じハンドル式になっており(上記のイセキさんのはレバーを左右に倒して曲がっていくレバー式です)、微調整など運転がやりやすいといった利点もあって、各社工夫をこらしてあり良くできています。天候次第で年内にぎりぎり刈り終えるかといったところですが、あせらずに作業したいと思います。
ヤンマーのコンバイン

ヤンマーのコンバイン

イセキのコンバイン

イセキのコンバイン

榮劫庵では、今年も多くの榮もちご注文をいただきまして、餅つきをがんばっています。榮農場で作った滋賀羽二重のコシときめこまやかなお餅をぜひお楽しみください。
13年も皆様のおかげをもちまして、農業に励むことができました。14年も榮もちのように粘り強くがんばりたいと思います。皆様もよいお年をお迎えください。

A.M.Aファミリーズ榮農場 滋賀県栗東市蜂屋720-2 電話番号:077-552-0353 FAX番号:077-552-0387